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生涯1企業で働くことのリスク

生涯一つの会社働く

一つの会社に長く働けば働くほど良いと言われてきた日本企業。

しかし、近年は時代の変化、産業構造の変化により、その体制が崩れ始めている。



人の出入りが激しくなり、正社員であれば雇用が保証されている、ということもなくなってきています。



DODAがビジネスパーソン5,000人を対象に行った調査では、24歳から35歳の方を対象に今の職場(会社)に一生勤め、今と同じような仕事をしていきたいと答えた割合は約3割でした。(参考:「ビジネスパーソン5,000人の転職意識調査」DODA)

 

時代の流れ、産業構造の変化のはやい現代で、

会社が赤字、業績不振になったとき、リストラ候補や給料が大幅に減らされたといった場合、

ことは大企業と呼ばれる企業でも現実問題起こっています。その社会の中で一つの会社に無理してでも残るのは、本当に良いことなのでしょうか。



今回、一つの会社で働くリスクについてお伝えしていきたいと思います。

 

今の会社でしか通用しなくなる】

今の会社にずっと勤めていた場合、会社で磨かれたスキルは、今の会社でしか使えないスキル可能性があります。

「今のスキルは、他の企業でも役に立つスキルと言える自信があるか。」

一つの会社でしか働いていない方はその判断ができないと思います。

とても原始的なやり方をしていて、その業務スピードが速くても他の会社ではそんなやり方していないから意味がないであったり、その業務はアウトソーシングしている部門なので要らない。といったことは多くあります。大企業であれば、部門部門が細分化されており、一つのことだけすればよいですが、とても専門的なので業種・業界が狭められてしまいます。

今後、出来るだけ柔軟で適応力のある人材が求められます。

今の会社にずっと貢献してきたとしても、何かあった場合、会社は助けてはくれません。

一つの会社にいることにより、今の会社でしか通用しないような人材にならないように注意しなければなりません。

 

【視野が狭くなる】

会社について非常に詳しくなることができる。

しかし、一方で視野がすごく狭くなってしまう恐れがあります。

会社の常識が社会の常識ととらえてしまうようになります。

社会人の常識と思いしていたことが、実は今働く会社の常識に過ぎなかった。

このような話はよく聞く話です。

 



【良い条件があるのに気が付かない】

世の中に良い条件がたくさんあるのに一つの会社で働くと決めてしまうと

本当に自分がやりたいことや興味があること、職場の雰囲気、給料、ボーナスなど人によって良い条件は異なると思いますが、好条件の求人に対して行動、興味がなくなってしまいます。これは非常にもったいないことです。自分の市場価値が一つの会社でしか評価されない、また、自分にとっての幸せを限定的にしてしまっている可能性があります。

 

 

【時代の流れについていけない】


転職をしようとしても、ある程度年齢が行くと転職がしづらくなります。

「35歳限界説」という言葉があるように、35歳を過ぎると転職がしずらくなります。

ハローワークの求人でも「長期勤続によるキャリア形成を図る観点から若年者等を募集」といった求人があるように企業は長く働いてもらいたい、若者の力を必要とします。

企業によっては30代で初めて転職する人は採用しないという企業もあります。

ある程度、年齢が行くと、若い人より適応力や柔軟性がないと判断されるからです。

また、自分より年上の新人が入ってくることへのやりずらさなどを感じてしまう管理職などは日本では多いですので、敬遠されてしまいがちになります。

一つの会社で10年間勤めれば、最初の1年目より10倍仕事が出来るようになるといったことはありません。

 

 

一つの会社で働くことによって、

深い人間関係ができ、周りから評価され、信頼もされている、給与(ボーナス)に関しても今の会社で十分もらっているし、勤続年数に応じて上がっているから特段問題ないと感じている方も多くいるだろうと思います。

しかし、あなたが本当に望む仕事、給料、環境があるかもしれません。

もちろん、リスクを伴うと考えてしまいがちですが、一つの会社で働くこともリスクであるということを忘れてはなりません。

一歩踏み出すことで何かが得られます。それが仮に失敗だったとしても