染め直し

こぎん刺しに、クチナシで染めた糸を使いたかったのだけれども。

以前染めてから結構日が経っている&クチナシ自体が色褪せしやすい素材のようで、ちょっと黄色がくすんでいたのである。

もっと鮮やかな色がいいなーというわけで、上から染め直してみることにした。

もしかしたら染め直し特有のやり方があるのかもしれないけれども、とりあえずいつも通り。染めてある糸の上から普通に染めてみることにした。


材料。クチナシの実、タマネギの皮。

クチナシだけだと色が薄くなっていくなら、いっそタマネギも入れてみようかな…?と思った。ちょっとオレンジがかった黄色にしたかったのもあり。

ただ、タマネギの皮ってものすごく威力が強くて、多すぎるとタマネギにしかならないと思うので、少しだけ入れてみることにした。

クチナシもかなり色が出る瞬発力はある素材だと思うので。どうなるかなぁと思いつつ。


クチナシの実を潰して、タマネギの皮と一緒にドボン。入れた瞬間出てくるクチナシの黄色。やはりすごいパワーを秘めている。


30分ほどぐつぐつ。タマネギ感のある色になった。


そこに糸(ディスポン済み)をドボン。

以降、今回はアルミ媒染した後、再び染液につけ、洗って乾かした。


で、できたのがコチラ。


一番左が、染め直す前のクチナシ糸。真ん中と右が今回染め直した糸である。

前と比べるとタマネギのオレンジ色が強い。けれども、タマネギオンリーでやった時よりは黄色が出ていて、ぼちぼち思っていたくらいの色になったかも…?ちょっとオレンジが強いけど。


染め直したからと言って、特に目に見えて糸が駄目になっているとか、何かが変になったとかは今のところ感じないので。

これからも気が向いたら、ちょこちょこ染め直してみてもいいのかもしれない。


とりあえずこの糸を使って、四色定理なこぎん刺しを完成できたらなと思う。



ではまた明日。