速報かたつむり

今朝の話。息子とてくてく歩いていたら、カタツムリがいた。息子が見つけた。

「カタツムリがいるよ!」
「え、どこ!?」
「あそこ!」

息子が指差す方を見るも、よくわからない。

「壁のとこにいるよ」

言われて垂直な部分を見てみたら、いた!


どう見てもカタツムリである。立派なカタツムリである。

何かの時に殻を見ることはあっても、ちゃんと生きて壁にくっついているのを見たのは久しぶりな気がする。

息子を送って帰りにも見てみれば、壁を登りきって草むらの方にいた。このまま元気に過ごしてくれるといいな。



子どもの頃はよく見ていたし、そこら中にいた気がするカタツムリ。最近は本当に見なくなってしまった。

雨の日は探さなくても石垣に何匹もいたイメージ。子どもの頃ほど外に出ていない現在だけれども、それを差し引いても最近見ないなぁと思っている。実際、減少しているらしい。

息子はカタツムリを見たことがあるし、今日だって自分で見つけて「カタツムリだ!」って言っていたけど。これだけ見ないなら、実物を見たことがない子もいるのかもしれないなぁとぼんやり思った。

「雨と紫陽花とカタツムリ」って絵としてはよくある組み合わせだから、これからもいろんな場面で見ることはあるだろう。だから「人々が存在自体を知らない」なんてことには当分ならないだろうけど。

例えば大人になってから「実物を初めて見た!」って人もこれから出てくるのかもしれない。まぁ、ライオンやキリンやゾウや、そういう生き物も存在は知っていても動物園に行かないと会うことはないし。カタツムリもいずれ人によったらそういう生き物になるのかもしれないな。数十年前(?)にはどこでも見られた生き物なのにね。


何となく時代の流れを感じてしまった。私にとってのカタツムリのようなもの。きっと世代によっていろいろあるのだろうな。



ではまた明日。