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【カナダ留学】#03 そして賽は投げられた

さやです。
前回までのあらすじ↓


・意外な後押し

話し合いが決裂して、落ち込んでいた私に父が「あいつに聞いてみるか」と。父の弟で、アメリカの大卒の叔父に、意見を求めることになりました。叔父は日本帰国後は翻訳学校や企業の通訳として勤務後、大学で教鞭をとっていました。

叔父は強力な後押しとなりました。「英語は必要なスキルだから、行けるならぜひ行ったほうがいい」と父を説得してくれたのです。これで事態が急展開し、父もあいつが言うなら…と考えを変えてくれたのです。

今から思えば、あえて”叔父の意見を聞く”という演出を、父がしてくれたのかもしれません。本心は、行かせたくなかったと思うのですが…

・そして、賽は投げられた

私は毎日ウキウキ気分で、たぶん2センチくらい宙に浮いていたと思います。少しでも費用を抑えたかったので、留学にかかる手続きはエージェントに頼まず自分でやりました。大学へも書面で申し込みをし、銀行の残高証明などの提出書類を準備。無事に受付完了の通知がきたときにはホッとしました。不安はありつつも、楽しみな気持ちが勝っていました。
その後判明しましたが、父の遠縁の親戚の娘さんが、トロント市内に居住していました。住む場所が見つかるまで、彼女のアパートにしばらく身を寄せることになりました。

そんな人がいるなら、最初から言ってよ…!

・親との約束

親からは、留学先で決してドラッグに手を出さないように、とのお達しがありました。あとは、学費についての恨みつらみなど…。

カナダでは、人の多い場所でマリワナのにおいをかぐことはあったけれど、手出しはしませんでした。理由はまたいずれ。

・医師への相談

私はその頃、10代の頃の運動のしすぎによる生理不順で、毎月ホルモン薬を飲んでいました。倦怠感などの副作用が強いので、できればカナダでは飲みたくないと医師に相談したところ、
「いいですよ。しばらく飲むのはやめましょう」
とあっさりOK!
今まで欠かさず服用してたのはなんだった?というくらい身軽な気持ちになりました。当時は、むくんだ顔で学校やバイトに身体を引きずるように行っていたのです。薬から解放されて、気分晴れやかでした。

・出発

2月の寒い朝。母と二人で空港へ。大学の友人も見送りに来てくれました。母はその後、しばらく一緒にカナダに滞在してくれたのですが、英語ができないのでほんとに付き添ってくれただけでした。笑
いよいよ、一年にわたる留学生活の始まりです!

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