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海外で挑戦するということ

こんにちは、Yukoです。突然ですが、私は学生時代から「日本×〇〇」というのに燃えます。15年程前に私自身がロンドン留学した時には、「日本×イギリス」をテーマに、イギリス学生が日本企業でインターンをするプロジェクトを立ち上げました。今日の投稿は、イギリス時代の話を少し書きたいと思います。(なお、現在Trestとして活動中のプロジェクトは「日本×スペイン」がテーマです)

15年前は今ほどSNSも発達しておらず、大半のイギリス学生が持つ日本のイメージは江戸時代!?で止まっていました。「FUJIYAMA(富士山)」「SAMURAI(侍)」「GEISHA(芸者)」「SUSHI(寿司)」!
日本のものづくり、世界に貢献するテクノロジーなどどこ吹く風。君たち勉強不足でしょ!と言いたくなりますが、おそらくはお互い様。距離の遠い相手のことへの関心が低くなる気持ちはわかります
それなら知ってもらおう!将来ヨーロッパを担う優秀な学生たちに、現代日本(もとい日本のビジネスパワー)をインターンという形で実感してもらおうと思いました。

当時プロジェクトメンバーは約10人。イギリス、中国本土、香港、インド、ブルネイ、オランダ等多国籍メンバーが協力してくれ、言い出しっぺの私ともう1人の女の子でリーダーを務めました。当時の私は英語があまり喋れませんでしたが、「仕事は言葉ではなく行動で示せ」という父の教えを思い出し、目的達成のために人一倍仕事をしました。
圧倒的に私より賢いエリートメンバー達が、英語が残念レベルの私を信頼して、最後までついてきてくれたのもそのおかげ?と勝手に思ってます。ただ昭和サラリーマンぽいので、これから海外で何かに挑戦する方には、新しいやり方も見つけて欲しいですが。
結果、初年度で約100人の学生を呼ぶイベントを成功させ、厳密なプロセスのもと、12人の学生に日本でインターンをしてもらうことができました。

あれから15年が経ち、当時のメンバーとのやり取りも最近は少なくなりました。SNSで見かける子もいれば、どこで何してるかわからない子もいます。でも約1年同じ釜の飯を食ったメンバー達、プロジェクトを支えてくれた日本の皆さん、インターンをしてくれた学生達。色んな方の力で、海を跨いで物事が実現したことは全員の喜びでしたし、一人一人の経験値や意識として今でも残っているはずです。

海を越える、国境を越えるというのは、楽しいことばかりではなく、悲しく大変なこともあります。ですが、最初の一歩、離れた二つを繋ぐ橋のようなものがあれば、間で生まれるものがあり、それが次の何かを生み出します

15年前の私が生み出したかったのは、インターンをした学生達が将来どこかで活躍する時、日本を一つのopportunity、partnerとして思い出してくれること。そして願わくば、距離の離れた国同士、人同士が協力し合う社会に繋がることでした。

そんな社会づくりに対する夢を私は今でも持っていて、新しい挑戦には「日本×〇〇」を選んでしまいます。そして夫と一緒に住み始めたスペインでも、家事や勉強(スペイン語と会計士資格)だけでは物足りず、「日本×スペイン」を始めたくなったのです。

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