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スペインの暮らしと日本食レストランから考える

こんにちは、Yukoです。スペインの暮らしシリーズ第3弾。海外旅行や海外生活をしていると、ふと日本食が恋しくなりませんか?私の場合、3〜4日の旅行でも一度は日本食を食べます。現地の料理もいいのですが、味噌汁と白米を渇望してしまうのです。(単に油や塩分が合わず、お腹の調子が悪くなりやすいかもしれません)

海外の旅行先で日本食を食べることがもはや趣味になり、日本食@海外のフードインスタも始めました。

私たちが住むバルセロナは、ロンドン、パリといった他の欧州大都市と比べて街で見かけるアジア人は少ないのですが、中心地には1ブロックあたり1店舗あるくらい日本食が充実しています。特にこの数年、オーセンティックな日本食レストランも増え、寿司、ラーメン、抹茶、モチを筆頭に認知度と人気は上昇しています。食に限らず、日本のモノや技術が高品質という認知度は高く、日本のプチプラ雑貨や和小物のお店など人気店が数々あります。

では、誰がこういったお店を始めているのでしょうか?

実は日本人以外にも日本食を提供している方たちがいます。そして、ローカルのシェフが質の高い日本食を提供しているお店もバルセロナには少なからずあります。ローカルの方々に親しみやすい味付けのため、従来の日本食と少し味は異なります。ですが、例えば出汁の取り方にこだわっているなど、日本食が好きで調理されているのが伝わってきます。

また、バルセロナには日本人シェフもたくさんいらっしゃいます。何十年も前にお店を始めて以来お店を発展させ続けている方、近年お店を始めて人気を集めている方。
料理を行うための条件(水質や気温など)や、人々の生活習慣も日本と異なる土地で、質が高くローカルの方々に親しみやすい日本食を根付かせようと邁進されるお姿に、お話を伺う度に目頭が熱くなります。
彼らが気にしていたのは、

お客様が何を食べて何を残したか
何人で外食をする文化なのか、滞在時間はどれくらいか
日本ではこの組み合わせが定番だけど、スペインではどうか
お店のレイアウトは他の欧州都市ではこうしたけど、スペインではどうか

一日一日、一人一人のお客様の様子を見ながら、次の打ち手を考えて試す
試して失敗することを恐れず、早いペースで試し続ける。
一朝一夕ではなく地道なプロセスですが、諦めずに続けることが、お店を昨日よりも良くし、明日さらに良くするのだろうと思いました。

私たちもスペインから日本に向けて、オンラインショップを立ち上げようとしています。オンラインショップも実店舗も、食事や買い物を通してお客様に満足していただける場をご用意する点は同じ。ただオンラインの場合、お客様の様子を直接伺うことができず、お話を直接聞けない分、本当に求められているものにどう気づくか、課題になりそうです。

現在クラウドファンディングに挑戦中です。こちらもぜひご覧ください。
https://camp-fire.jp/projects/view/151765

(写真は全てバルセロナの日本食レストランで撮ったものです)


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