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格安航空会社の罠 - Ryanair編 -

どうもKamackです。最近、起業系のまじめな話題ばかり書いていたので、たまには気軽に読める内容を書きたいと思います。

今回は、ヨーロッパ内の移動や旅行には欠かせない、ヨーロッパの格安航空会社を紹介したいと思います。


ヨーロッパの格安航空会社

いま世界で流行している格安航空会社、ヨーロッパも例外ではなく、たくさんの格安航空会社が就航しています。

その中でも、バルセロナに住んでいるとRyanair(ライアンエアー)、easyJet (イージージェット)、Vueling(ブエリング)という3つの格安航空会社にお世話になる機会が多いです。

Ryanairはアイルランド、easyJetはイギリス、Vuelingはスペインの航空会社です。

私はまだeasyJetを使ったことは無いのですが、RyanairとVuelingの2つの航空会社を利用した経験があります。この2つの航空会社でヨーロッパを超格安で回れるという良い思いをしたこともあれば、悲惨な経験もしました。

今回はRyanairの悲惨な経験と正しい使い方を書いてみようと思います。


Ryanair(ライアンエアー)での悲惨な経験

ヨーロッパの都市間移動にも慣れてきたころ、自分は初めてRyanairにも手を出しました。Ryanairは安いと同級生の間で有名だったので、とりあえず使ってみようという軽い気持ちからでした。

しかし、Ryanairを軽い気持ちで乗るとは今思えばとんでもない話でした。

Ryanairはある種の宗教がかったところがあります。

独自ルールを知らずに、普通の航空会社のような気持ちで臨むようなスタンスでは簡単に敗れ去ります。

Ryanairに乗るのであればRyanairの教義をしっかり勉強してからではないと痛い目に遭います。私は遭いました。

分かりやすく言うと、ラーメンを食べに行くのと二郎を食べに行くのが違うという感覚でしょうか。

まぁ、前置きは置いといて、私は普通の航空会社の飛行機に乗る感覚でRyanairに臨んでしまったのです。

どうせ荷物を預けるんだからカウンターでチェックインしようというノリでRyanairのチェックインカウンターで待っていました。

私の番が来て、カウンターの人に

「チェックインをお願いします」

「ここチェックインカウンターじゃないわよ。チェックインは携帯で、自分でやるのよ。

え???何その独自ルール。

「え、でもとりあえず荷物あるんで、荷物預かってくれませんか?」

「いや、チェックインしてからじゃないとダメ。で、オンラインチェックインはもう時間が過ぎてるから、あっちのカウンターでお金払ってチェックインして。

はい???

後から知った事ですが、2時間前にチェックインをオンラインで済ませておかないと、窓口でチェックインする料金がかかります。

「このカウンターでお金払うからチェックインできませんか?

「お客様、これは格安航空便(low cost career)です。向こうで支払ってください。」

追加料金を健気に受け入れ支払おうとしているお客様に、こんなに強気な姿勢でlow cost careerを主張する航空会社は今までに見たことがありませんでした。むしろ感心しました

私は健気にその受付カウンターとは真逆の遠いサイドにある謎のカウンターに向かいます。そして、追加料金がまた驚きの高さ、その額、2人で何と130ユーロ。皆さん、覚えておいてください。Ryanairはオフラインチェックインに1人65ユーロかかります

格安航空券が普通の航空券よりも高くなった瞬間でした。

支払いを済ませ、無事チケットを受け取り、無事セキュリティゲートを通りました。


その後、Ryanairのこの飛行機は出発が2時間遅れました。


2時間前にオンラインチェックインしないと1人65ユーロ払わせて、2時間遅れた。出発予定時刻じゃなくて、出発時刻の2時間前なら余裕でオンラインチェックインできたぜ。


ありがとうRyanair、そしてさようなら。


Ryanair教に入信

上記の事があってから、Ryanairは極力敬遠していました。

でも、負けっぱなしは癪なのでRyanair教に入信してちゃんと教義を学んでから安く使い倒して、上の失敗の元を取ってやろうと思いました。

教義といっても、必要な事は意外とシンプルでした。

1. 2時間以上前にオンラインチェックインを済ませる
2. 荷物は預けずに機内持ち込みできるバックパックにし、荷物を足元に置く

これだけで、あなたはRyanair教の信者になれます。

ちなみに、荷物は座席上のラゲッジスペースに入れるだけで有料オプションです。なので、私はRyanair教信者としてバックパック足元をおススメします。

Ryanair教の信者になってからは、€24でバルセロナからローマへ行ったり、€50でボローニャからパリに行ったりできました。

上記を体験し、だいぶ元が取れたと思いました。

ただし、上記は額面通りの安さではないことが、Ryanair教の信者が注意すべき点です。

ボローニャからパリに行った際、パリの空港が、パリの二大空港であるシャルル・ド・ゴール空港でも、オルリー空港でも無かったんです。

パリのボーヴェ空港と言って、パリの北方85キロのところに位置する空港に着陸しました。そこからの市内移動はシャトルバス。市内中心部に着くまでは1時間半の移動と€17のバス料金がかかりました。

とはいえ、他の航空会社に比べると、安く使えるのは事実なのでぜひヨーロッパ在住の方やバックパックで周遊される方は検討してみてください。

まとめ

Ryanairはちゃんと知識を持ったうえで使う分には非常に安く済む航空会社です。守るべき事は下記の2つ。

1. 2時間以上前にオンラインチェックインを済ませる
2. 荷物は預けずに機内持ち込みできるバックパックにし、荷物を足元に置く

荷物を預けるどころか、機内座席上のラゲッジスペースに荷物を入れようとすると、途端に追加料金がかかり、ルールが煩雑になります。私は信者レベルが1なので、すみませんが使ったことがなく、説明する術をまだ持っておりません。

そして、すみません。思ったよりも長くなったので、Vueling編はまた別の機会に。

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