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ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』の観劇記録②キャスト編

ミュージカル『JERSEY BOYS』@日生劇場
-観劇メモ📝キャスト編-
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🎙TEAM BLACK🖤

フランキー・ヴァリ:中川晃教さん
天使の歌声とはまさにこのこと。アッキーさんは作品としては『怪人と探偵』と『フランケン・シュタイン』を観てきたけれど、フランキー・ヴァリ=中川晃教と言って良いほどハマり役!と思えた。(そんなこと言ったら本家のボブゴ様に怒られちゃいますね😌)WestEndやオリジナル版、ご本家の歌を聴いても、アッキーのトワングが私の親というか……実家というか…………。アッキーフランキーの歌声の安心感や安定感は堪らない。私はJB本公演は2022が初で過去との比較は出来ませんが、中川さんご本人も仰っているようにWになったからこその、神がかった歌声でもあるのかな💭
グリブラでも『16歳の極意!』が放送されるように、本当に少年役を自然にこなすアッキー。トミーにいじり倒される少年期は本当に可愛くて未完成で。どれだけ歳を重ねて成長をしても、グループの"サウンド"に対する想いや愛は少年の頃から何も変わっていないんだなと感じました。だからこそトミーの借金を肩代わりしちゃう訳ですが………。それを優しいと感じる人がいる一方で、私はある意味残酷な選択だなと思っていて。『ジャージー・ボーイズ』はThe Four Seasonsに焦点を当てた作品なので、借金を肩代わりしてでもグループの存続を選ぶフランキーは"正しい"のかもしれない。でもメアリーやロレインのように、ヴァリではなくカステルーチョとしての彼を愛した者たちからしたら。借金に限らず、これらの選択は、メアリーやロレインが"選ばれなかった側"の人間だと言われているようで胸が苦しくなる。
とはいえ、やはりフランキーの代名詞と言っても過言ではないCan't Take My Eyes Off Youの煌めき🪩🌟憧れのホーンセクションと共に、暖かく見守る2人のボブ、煌々と照らされているフランキーが最高で、グッとくる。フランキー・ヴァリとしての活躍はニックやトミーの眼にどう映ったのかな。ニックは息子たちと聴いたのかな。トミーは(俺が見つけたスター)って自分のことのように嬉しく思ってるのかな。

トミー・デビート:藤岡正明さん
出ました町田のヤンキー()藤岡正明。繊細で美しい歌声からは想像出来ないほどのガラの悪さ。観る前はトミーって表面上ガラ悪いキャラと思っていたけど、根から最悪にガラが悪かった(最大限に褒めてます)。自己顕示欲がもの凄く、フランキーやボブを迎え入れたことを本気で"俺の"手柄と思っている事が一周回って可愛く思えてくる。ハットトリックで大躍進するグループのリーダーで居ることに心から誇り、自慢に思っていたからこそ、愛してやまないフランキーからそれを否定されてどれほど苦しかったことだろう。レコードを出すためにした借金もボブに「頼んでないけど」って言われてるし……。リーダーである自分とメンバーが思うトミー像の乖離が彼をギャンブル中毒にさせる原因なのかな?と思ったりもした。元々刑務所を往復しちゃう系の人なのもあるけど、それにしても彼の心の葛藤を晴らすためのギャンブルなのかなと。
最終的にジップの手でベガスに引っ越す訳だが、本当に反省してる?したことわかってる?と思って観ていた。でも20年の月日を越えて再会したとき、フランシーヌの一件への気遣いを見せているのをみて、あぁトミーはトミーなりに歳を重ねてここまで辿り着いたんだなと感じた。
それにしてもアッキーとの初演コンビ強い!!安定感が半端ない!!でもやっぱりトミーを観るとマリウス演じられてたのは信じられない………………🇫🇷

ボブ・ゴーディオ:東啓介さん
とんボブ〜〜〜!!!!最高すぎて存在してるだけで涙出てくる🥲なんだあのセクシー爆発星人は……💥
Short Shortsの鮮やかなイエロージャケットをはらりと脱いで The Three Loversを見つめるボブ堪らん💭その瞬間に見つけてしまう、あの歌声。きらりと眼を光らせてCry for meを歌いきり、女の子たちに「貴方ジャージー出身じゃないわね」と言わせるクレバーさ。グループに加入する契約を交わすビジネスマン思考。全てが堪らない。ありがとう、ありがとう…🙏東啓介推しの者としてはDecember'63(Oh,What A Night)の場面は外せなくて。サスペンダー自ら取っちゃうの🥺からのご開帳後の爆イケボブ。首元に💋もけしからんぞ!!とんちゃん過去の出演作にもこういったシーンはあったけど、ノリノリの音楽と共にここまで楽しく明るく弾ける場面になっているのは初めてじゃないかな?🤔嫌悪感無くて私は好きだなぁ💭お便器畜生も好きだよ笑。あとBeggin'のカメラ目線顎クイ→ウインク😉の破壊力よ………毎回あそこで記憶飛んでます()。クルー初対面で後退りしてるのも大好き🫶
話を戻してまして、彼の人生はまさに「この声のために曲を書かなければ」を表していて、それが最後まで一貫している。JBのオーディションにおいて、フランキー・ヴァリ役はご本家ボブ・ゴーディオ様の許可を得ないと…というのも本作を見れば頷ける。そしてその全てフランキーとジャージー式の契約🤝を交わした場面とCan't Take My Eyes Off Youの場面が物語っているように思う。あのボブの瞳、何度見ても良い。忘れられない。確かに2人の契約はグループに溝をつくるきっかけのひとつだったのかもしれない。ニックのいう通り未来の事しか考えてないボブだからね。でもこの契約があったからこそ、フランキーがボブを信じて歌い続けたし、その先に殿堂入りがあったんじゃないかなと思わずにはいられない。

「ああしたことは全て、起こり得なかったはずだ。僕が居なければ」

まさにこの一言に集約される。一見自己愛にも捉えられるけど、それ以上にThe Four Seasonsにおいて彼が如何に重要であったか。それは歴史が証明している通り。

ニック・マッシ:大山真志さん
トミーはThe Three Loversの頃からThe Four Seasons誕生の過去、ボブは未来を観る中である意味1番"今"のThe Four Seasonsを見つめていたのがニックだと思う。だからこそ、もし彼が「俺はここまで話」すキャラクターだったらThe Four Seasonsの未来はまた少し違っていたんじゃないかな。
真志さんは円盤のSLAZYで観ていたけど舞台は『5DAYS』以来!(嘘……4年も前なの…)クロネコチャンネルの西川先生との対談でご自身も仰っていたけど、今の体型の大山真志が最高!精神的にも物理的にも()包容力の塊!そしてキレキレのダンス!BLACKの中で1番踊れてるの最高にイカしてるゥ🕺🕺
Oh,What A Night のへべれけニックもだいすき笑。飲み会で下ネタ連発するオヂサンなの笑っちゃう🕺実際に関わるのは面倒くさそうだけど、、あ酔っ払いトミーもか!笑
"秋"パートはほかの季節に比べれば短めだけど、秋の大乱闘を思えば作品の中での重要性は言わずもがな。これまで自分の意見をここまで明確にさせた場面が少ないからこそ映えるあの空気感。真志さん素晴らしいなぁ。私は真志ニックの娘になりたいでござるよ👶

加藤潤一さん
ゴリさんのボブ・クルー大好きすぎる!そしてスルメすぎる。噛めば噛むほど美味しい………🦑🦑
Wボブ初対面のセクシー(?)な言い回しも、Serryの「ビンゴ!!」も、Can't Take My Eyes Off You を口ずさみながら暖かく見守っているところも、全て大好き。何故ゴリさんのクルーってこんなに安心するんだろ💭

山路和弘さん
みんな大好きジップさん。山路さんのいいお声とあの渋いダンディーなお芝居が相まって、どこからどう観てもマフィアのドンにしか見えない。かといって、さほどビジュアルが変わらないのに牧師さんの優しさもあったり。演技力の底力と言いますか、本物を見た気がします………。
"秋"の大乱闘で、初めは杖をドンドンと叩いて4人の視線を集めていましたが、ある時はトミーの首元に杖を当てるような形になっていて、それが銃口を突きつけているかのようでゾッとしたのを覚えています。ジップさんは怒らせちゃダメなんだよトミー……😕

戸井勝海さん
『イン・ザ・ハイツ』ぶりの戸井さん!とんボブと並ぶとタクシー会社🚕思い出しちゃうよ……
初見、若々しすぎて兄ニックだったの気が付かなかった…私は何を観ていたのだ👀
ジップとノームのバキッと締まる空気感があるからこそ"秋"が映えるんですよねぇ………。

綿引さやかさん
びびちゃん!びびちゃんのメアリー好きだなぁ。まだまだ幼い少年フランキーを引っ張っていく女の子としてのメアリーも、孤独に子育てや家事に追われているであろうメアリーも。女性の人生の喜びや苦悩を素晴らしく演じられていて、本当に息が詰まるような、苦しさを毎公演感じてしまいます。恋人として、妻として、母として。楽しい時間は僅かであったはず。テレビに流れるフランキーを、娘を抱えながら観る姿が切なくて、でも夫が夢を掴んだ瞬間でもあって。びびちゃん以外のメアリーが今は想像つかないや。

小此木麻里さん
フランキーが初めて舞台で歌った後ドライブ誘っちゃう少女も、ロレインも可愛すぎ🥺
特にロレインはフランキーの膝にちょこんと座ってとても可愛らしいのに、精神的にフランキーより大人なところが魅力的。きっとフランキーに会えない時もしつこく連絡したりせずに物分かりの良い大人な女性を演じてたんだろうな。いつも一歩引いて彼を邪魔しないようにって心掛けていたはずなのに、借金の件を機にこの愛の形に限界を感じたんだろうなと。ロレインちゃんも幸せになってね😢

遠藤瑠美子さん
るんちゃん!!!!超会いたかったるんちゃん!!
ボブ推しの私としてはDecember'63(Oh,What A Night)のお色気ばちばちのるんちゃんが最高に好きなんですよね。あとエンジェル👼
撮影スタッフとして、カチンコ🎬して下さるところでいつも『今日もキタキタ〜〜〜!!』って毎度テンション爆上がりさせて頂いてます🫶

ダンドイ舞莉花さん
本当に今回初?っていうくらいジャージーガールズとしての馴染み方が凄い。フランシーヌとしての切なさや儚さ、まだ未熟で未完成で反抗したいお年頃な少女も素晴らしいけど、舞莉花ちゃんの歌声好きなんですよ……🎙パーっと弾けるような明るさとパワフルさがだいすき。TDVやインザハイツでも観てきたけど、これからも楽しみだ🥺🥺そして日々の自撮りが本当に可愛いしお洒落👗

大音智海さん
ますますアッキーに似てきていませんか💭大音さんのJBやアッキーへの愛をもの凄く感じるのですが……🫶本当にいつかヴァリやってほしいよ〜〜絶対観る👀。"3代目今が雨おじさん"ことハル・ミラーさんの歌声やばい。凄く好き。というか観てなかったらアッキー歌ってますって言っても信じる。
そして4人が天鵞絨赤ジャケットに着替えるまでに繋ぐトーク力(演技力)よ………凄すぎだよォ🌟

山野靖博さん
山野さんの詐欺師も大好き😎😎😎絶対やばいやつな香りプンプンなんだもん💭
(個人的にTwitterで小噺を発信してくださるのを楽しみにしてたりします💌)

若松渓太さん
か!わ!い!い!可愛いすぎて可愛いすぎてもう………。ジョー・ペシ……貴方って人はもう。。『トミィィィィィィィィィィィィ!!!』の叫びも可愛いし、トミーにいじられてるのも腹パン(蹴り)されてるのも、弟感あって可愛いし、可愛い。ボブと3人を出会わせてくれてありがとう🥹可愛いしか言えないけど可愛い。若松くんのジョー・ペシに出会えて良かったよ……♡

杉浦奎介さん
何度観てもイカつい詐欺師大好きだし、話聞いてくれるかと思いきや「黒人になってから来て〜」ってレコード出してくれないPも好きだし。そして「ママの墓に誓って♡」平然と裏切っちゃうラジオ局の人も。杉浦さん追いかけるの楽しすぎて沼😎

岡施孜さん
Ces soirées-là のラッパー扮装のパンチがすごすぎる😎本作が大型商業ミュージカルがお初とのことで………(そうだったんだ…知らなかった…)全くそんな風に見えないのですが、、今後も楽しみにしております♡


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