見出し画像

Ridley Noah FAST Disc 組み上げ

初めてのフル内装、初めてのDiscブレークと初めて尽くし。商売ではないので、ゆっくり丁寧に組み上げていこうと思います。とはいっても、いくつかTipsがあったので、メモします。

フル内装は順番が大事。というか、順番を守らないと組み上げられない...試行錯誤しながら、何度も繰り返し...

1) サドル、シートポスト、フォーク、ハンドルステム、ホイールを仮組して、ハンドルの高さを決める。決めたら、フォークのコラムに印をつけて、ソーガイドを使って丁寧に切断

2) Di2の配線を行う。末端からBBに配置するジャンクションに向かってエレクトリカルケーブルを這わせる。リアディレーラーとフロントディレーラーの接続部分は、グロメットがあるので取り付ける(最後でもOK)

Tip1:フル内装なので、Di2→ブレーキの順番でやらないと通せない(フル内装はセミワイヤレスか、ワイヤレスがいいですね。メンテやトラブルを考えると)
Tip2:エレクトリカルケーブルは長すぎず、短すぎず、特に可動部分は冗長性が欲しい

3) 変則系のコンポを仮組して、エレクトリカルケーブルの接続をして、動作確認を行う(コンポは取り外してもそのままでも)

4) ブレーキのアウターケーブルをエレクトリカルケーブルと同様に末端からハンドルに向かって這わせる。今回は、機械式DiscブレーキのGrowtac Equalを採用しました。Growtac Equalのキットに付属しているアウターケーブルは、2種あり、標準の”しっかりしている”ものと、屈曲部用の”やわらない”ものを使い分けられるようになっていますが、しっかりしたもはフロントに、リアやGrowta Equalの専用品を供給している日泉ケーブルのアウターケーブルを使用したました。はじめは、標準の屈曲用でルーティーンしましたが、とある理由で変更しました。ハンドルからD型のフォークコラムが90°の屈曲していますが、ここのしっかりしたものを2本通すことに問題はありませんでしたが、(ハンドルステムをコラムに通すときのTipあり、後述)、ケーブルがチェーンステーから外に出る距離と、キャリパーの距離・キャリパーのケーブル受けの角度がよくなく、うまく収めることができないため、リアは日泉を採用しました。そもそも、フロントブレークのロータを160mmにし、リアを140mmにして、ブレーキの利きをフロント重視にしていたので、仮に、リアに日泉を使って制動力が落ちることがあっても、160mmのローターに変える選択肢もあるので、まずはこれで試してみたいと考えています。ただ、そもそも日泉ケーブルのケーブルやワイヤーは信頼性が高い(Canyon Aeroad / Speedmaxでも使用)ので、それほど心配していません。Growtac Equalのしっかりしたケーブルが、硬すぎて大変です。

https://www.nissen-cable.jp/


5) ブレーキのインナーワイヤーを通してみて動きに渋みがないか確認(万が一あったら、アウターケーブルの挿入をやり直す。この時、やわらかいアウターケーブルに変えることを検討する

Tip3:アウターケーブルを通す位置は、コラムとステム、フレームの隙間と限られているため、アウターケーブルがクロスしていたりすると内装できない。クロスしないようにアウターケーブルの位置を十分考慮する

6) フォークのヘッドバーツにグリスをつけてフレームに組み付ける。ステムをフォークコラムに挿入する。

Tip4:アウターケーブルのために、フォークコラムにステムが入りにくいため、ステムの上部をゴムハンマー等でたたきながらいれる

7) アウターケーブルを適正な長さに切断し、内腔を真円に近くする、断端はやすり等で整える

Tip5:アウターケーブルは何度かやり直すことがあることがあるため、長いままもしくは、切断せずに内装する。フレーム内を通すと先端にダメージがある場合、その部分を切ったりするし、ハンドルを動かすと必要な長さが変わる可能性がある。短すぎるとすべてを取り出してやり直すことになる

8) ブレーキのアウターケーブルとインナーワイヤーをSTIとキャリパーに接続し、仮固定する。同時にDi2のエレクトリカルケーブルを接続する

9) コラムスペーサー、ステム固定ボルト、トップキャップ、トップキャップスペーサーを取り付ける

10) BBを取り付ける

Tip6:ジャンクションに緩衝材で包み、フレーム内に軽く固定されるようにする(フレーム内で暴れると音だけでなく、ケーブルが外れるリスクあり)

11) タイヤ・スプロケット・ディスクロータを取り付けたホイールをフレームに取り付け

12) ディスクローターが、キャリパーの中心になるように合わせる。一旦、仮固定してあった、キャリパーの固定ボルトを左右に動くくらい緩める。パッド調整を占めてパッドがキャリパーのセンターで固定されるようにする。この状態で、キャリパー固定のボルトを締めると、センターだしできた状態でキャリパーが固定される。固定されたのちは、パッド調整ボルトを少しずつ緩めて(5°ぐらい)、パッドとローターのフリクションがなくなるとまで行う。Growtacの動画がみると一目瞭然!

https://youtu.be/ZwINFSxrizI


13) クランクとチェーンリングを接続し、チェーンを取り付ける

14) 変速システムの調整を行い、チェーン等に油を注す

15) ハンドルやSTI、サドル高さ・位置を調整し、各ボルトを規定トルクにて固定し、ハンドルテープを巻く

16) ペダル、コンピューターマウント、ボトルケージなどを取り付ける

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?