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パンプス選びの5rules

足トラブルや痛みがある人は「締め付けられて足が痛くならないよう、大きめの靴を選ぶ」という人が多いのではないでしょうか? 足は体重をかけると形が変形し、歩けば歩くほど足の形はすこしずつ崩れていくと言われています。靴の重要な役割のひとつは、こうした足の形崩れを止めることにあるので、中で足が動いてしまう緩い靴は、決して足によくありません。緩い靴は足の崩れを防げないばかりか、靴の中で足が動いて足指や爪が当たったり、靴が脱げないよう無意識に足指に力が入ったりと、足へ大きな負担となります。足に合うフィット感とは「着圧の靴下を履いた時のような締め付け感」のある履き心地です。骨が軋むような締め付け感はきつ過ぎるサインです。また本革の靴は、伸びを想定し、少しきつめをお選びいただくことをおススメしています。

❶「かかとがしっかりとホールドされるパンプス」
かかとの骨が内側や外側に倒れると、歩くときに足首がぶれ不安定な歩行になる恐れがあるので、かかとの骨をまっすぐに保つ必要があります。したがって、かかとがしっかりとホールドされ、ある程度かかとの強度があるパンプスが、安定した歩行につながります。

❷「足の甲と靴の間に指がはいらないパンプス」
靴と足の甲の間に隙間があると足が靴の中で固定されず、足が前滑りしてしまい、つま先や、親指や小指の付け根に痛みを感じる原因になります。

❸「つま先立ちをしたときにかかとが抜けないパンプス」
つま先立ちをしたときにかかとが抜けてしまうパンプスは、サイズが大きいサインです。また、歩行には地面を蹴る動作が必要になるので、つま先立ちをしたときに指の付け根が曲がる位置と同じところで靴も曲がる必要があります。この屈折位置に大きなズレがないかも確認しましょう。

❹「(前滑りしないが)つま先に余裕があるパンプス」
足を圧迫せず変形を起こさないために靴の先端に1cm~1.5cmの捨て寸(余裕)が必要です。ただ、捨て寸を機能させるには前滑りをしないことが前提となります。パンプスでは、なるべく足の甲深くまで覆っているものやストラップがついたものが良いといわれています。また、前滑りを防ぐインソールの活用もおすすめしています

❺「TPOにあわせ、スニーカーを上手に活用すること」
ポインテッドトゥやヒールの高い靴は、どれだけコンフォートな設計を施しても、足に負担がかかることは回避できません。足トラブルを回避するには、TPOにあわせた靴選びをし、足への負担を最低限に抑える工夫が必要です。スニーカーはかかとから甲までを紐でしっかりと固定することで前滑りを防ぎ、つま先を圧迫せずにすむので、パンプスとスニーカーをうまく併用することでオシャレを楽しみながら足への負担を軽減してください。



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