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トレンドラインについての総合資料


トレンドとは

為替の値動きは上昇、下降、保ち合いの3種類しかありません。

投資で勝つ基本は、よくトレンドフォローだと言われます。トレンドとは相場がある方向に動き続けている状況、つまり上昇、下降の値動きが続いている状態のことをいいます。

例えばドル円で一定期間ずっと円安が続いていたとしたら、ドル円のチャートは右上がりです。これは上昇トレンドと呼ばれます。逆に円高が続いていると、右下がりのチャートになるので下降トレンドと呼びます。
トレンドフォローというのは、トレンドに従ったトレードをするという意味です。

相場では流れに身を任せる=トレンドフォローが必勝法だと言われます。
そのトレンドを把握するために頻繁に使われるのが、トレンドラインという直線です。


トレンドラインの引き方

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トレンドラインは、上昇トレンドの場合、安値圏の安値から高値圏の安値を結んだ線、

下降トレンドの場合は、高値圏の高値から安値圏の高値を結んだ線になります。

上図の赤い線がトレンドラインになります。



トレンドラインについて

● 絶対的な高値と二番高値で引く (下降トレンドライン)

● 絶対的な安値と二番安値で引く (上昇トレンドライン)

● 最初の二つの点で線を引き、3回目のタッチを予測。

● 4回目のタッチは破れやすい。

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トレンドとトレンドライン

● 実は見る人によって違う。この認識の差があることで儲けることができる。

● トレンドとは、ここでは、大きい値幅が貰える向きのこと。

● 上昇トレンドラインと下降トレンドラインは同時に複数存在することが一般的

● 基本原理は統計的に算出され、明らかな優位性を提供するように設計されたもの。

● どの線も基本的原理は同じ。つまり、どの線についても矛盾がないように振舞うことで不確実性をある程度回避可能


間違った トレンドライン の引き方

典型的な間違いは下図の左側のようなトレンドラインです。

矢印で「飛び出ている」と書いてあるように、上昇トレンドラインを引いたときに、線より下に安値がくることがあると間違いです。

この例では右のように書くのが正しいトレンドラインです。

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レジスタンス・サポートとは

レジスタンスは抵抗線、サポートは支持線と訳されるテクニカル分析の用語です。

レジスタンスは為替レートの上昇しているときの前回高値、サポートは下降しているときの前回安値。

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トレンドの反転を見極めるのに利用

レジスタンスやサポートが、FXトレードにおいては重要な役割を果たします。

そのひとつ重要な利用方法のひとつとして、トレンドの反転を見極めることができます。

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大まかな流れとしては、この為替レートは上昇中だったとして、前回の高値であるレジスタンスレベルで今回跳ね返された状況、上抜けなかったわけす。

こういう値動きを見せたとき、

「あ!もしかして上昇トレンドが反転するのかな?」と予測ができます。

しかしここで慌ててショート(売り)というのは、あまりいい方法とは言えません。

図中矢印で示すサポートラインまで判断を見送ります。

矢印の部分は前回安値のサポートレベルです。ここを下抜けるのか、反転してまた上昇するのかを待ちます。

もし、このサポートレベルを下抜けたなら、ここまでの上昇トレンドの終了と判断します。

逆に反転上昇を見せれば、

「まだそこまで下げるパワーはないんだな。」とみます。

その場合、サポートーレジスタンスの間を往復するレンジ相場(ボックス相場)になるか、レジスタンスを突破して上昇トレンド継続となるかもしれません。

サポート&レジスタンスの複合的なパターンとして、ダブルトップや三尊天井(ヘッドアンドショルダー)があります。


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高値・安値以外のレジスタンス・サポートライン

ここまで、前回高値・安値がレジスタンス・サポートとして機能すると説明しましたが、高値・安値以外にもレジスタンス・サポートとして機能するのがトレンドラインです。

上昇トレンドの場合はトレンドラインがサポート(支持線)、下降トレンドの場合はレジスタンス(抵抗線)の役割を果たします。

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為替チャートを見て上昇、下降トレンドが発生しているのが確認できたら、トレンドフォローでポジションを作るためにトレンドラインを押し目買い、戻り売りポイントの参考にします。

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これは上昇トレンドの場合の例ですが、下降トレンドの場合も同じです。

ちゃんとストップ入れるから大丈夫!って考えてNGポイントでポジションを作るクセがついちゃうと損切り貧乏への道まっしぐらですからご注意を!(経験から語ってます・・・泣)

上昇・下降トレンドのブレイク後のレジスタンス&サポートライン

トレンドラインをブレイクした場合、それまでのトレンドラインがサポートやレジスタンスに変わることがよくあります。

一度ブレイクしたあと戻すパターンで、上昇トレンドのブレイクはサポートであったトレンドラインをそのまま引っ張ってみると、そこがレジスタンスに。下降トレンドのブレイクではサポートになっていることがよくあるのです。

トレンドラインは長く引っ張って描くことを心がけましょう。

そこまで戻さなければブレイク後の反転の勢いが強いと判断することもできますし、レジスタンス/サポートとして機能せず、さらに戻してくるようであれば、そのブレイクはダマシであった可能性が高いかもしれません。

いずれにしても、上昇・下降トレンドに何らかの変化の兆しが見えるので注意する必要があります。

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複数のトレンドラインとチャネルライン

同じ上昇トレンド、あるいは下降トレンドについてでも、傾斜角度が異なれば、複数のトレンドラインをチャートに引くことが重要です。

トレンドラインと平行にひいた線をチャネルライン、トレンドラインとチャネルラインで挟まれた領域をチャネルと呼び、押し目や戻りの判断に使うことがあります。


ファン理論

チャートにトレンドラインを引いた後、一見するとブレイクしたのかな?と思うときがあります。

そこで即座にドテン(ポジションを反対にすること。例えばロングポジ保有していたら決済してショートポジを取ること。)するのは、かなり根拠と確信があるときだけにしましょう。

もしかするとそのトレンドの勢いが弱まっただけで、トレンドの方向自体は変化していないかもしれないからです。

そこで、同じ方向のトレンドライン3本を割り込んだらブレイクと判断する強力なサイン、ファン理論を紹介します。


上昇トレンドの場合を例にファン理論を説明します。

次の図ではトレンドライン(1)→(2)→(3)の順に3本引いています。リアルタイムで見ていると想定して画面右側を隠して少しずつずらしてみてください。


3本のトレンドラインを引いたファン理論の一例

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②を過ぎた時点で①と②をつないで上昇トレンドライン(1):赤の実線
少し待っていたら③でトレンドライン(1)をブレイク。

が、ファン理論では、ここで上昇トレンドが終わりと判断しない。

少し待つとレートが④のところで反転、上昇に転じました。ここで①と④をつないだトレンドライン(2):赤の細破線

(上昇トレンドの場合、ブレイク後はそれまでのトレンドライン=サポートがレジスタンスに変わることが多い。)

また少し時間が立つと、トレンドライン(1)で跳ね返されて下降し、トレンドライン(2)もブレイク。

しかし⑤のポイントで再度上昇に転じたので、①と⑤を結んでトレンドライン(3)を引く。

今度もトレンドライン(2)がレジスタンスになり下降・・・その後トレンドライン(3)も割り込みます。

3本目のトレンドラインを割り込んだ時点でブレイク=上昇トレンドは一旦終了と判断します。

こういった複数のトレンドラインを引き、3本目を割り込んだ時点ではじめてブレイクとみなのがファン理論と呼ばれています。

ファンというのは扇子(せんす)のこと。

トレンドラインが扇子みたいな形をしているから名づけられたそうです。

 ※ 注意点は3本のトレンドラインともにそれなりの傾斜角が必要なことです。1本目・2本目が緩やかな場合はファン理論のことは忘れてブレイクを判断したほうがいいですね。


トレンドラインのチャネル

上昇/下降トレンドラインを引いて、それをそのまま上昇トレンドの場合は高値をつなぐように、下降トレンドの場合安値をつなぐようにして並行移動させます。

その2本の線の間のことをチャネルと呼びます。

下図は上昇トレンドの場合のチャネルの例です。

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実際にチャート上にトレンドラインを引いてみると分かるのですが、この平行移動させたラインの間にレートが含まれていることがよく見られます。

ただし、この図のようにきれいに収まる場合はマレですが。。。

感覚的には利食いの目安として使えます。

上昇トレンドの場合、

安値①→高値→安値②の安値①と②を結んでトレンドライン引きます。それをそのまま高値のところに平行移動させて、②の後でロングポジ取ったとした場合の利食いの目安に考えることがます。

もしそこまで到達しなかったら上昇の勢いがそれほどでもないのではと判断します。

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エントリー例

P.5で紹介したファン理論解説内で用いた図を利用して、以下に典型的なエントリーとイグジット例を紹介します。

チャネルライン等補足と、ナンバリングを追加し、それぞれエントリーの理由と共に、サインレベルの高低(強弱)も示しました。

※ 実際のシーンでは、ダウントレンドラインもあるが、ここでは図が見づらくなるため省略する。


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