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ツイートのバズと膀胱の炎上が同時にやってきた話

※今回の記事は、トイレねたをふんだんに含んでおります。苦手な方は、そっ閉じお願いいたします。

前回の記事に書いた、娘の先生のおひとりがディスレクシアだったこと。実は一足早く、(オランダ時間)日曜の夕方にはツイッターで呟いていたんです。

お陰さまで、私のツイートにしてはそこそこ反響をいただいております。「バズった」ってどれくらいから言うんですかね?約5000いいねでも、バズって言ってもいいでしょうか。
そして、48時間でフォロワーさんは約300名増えました。フォローありがとうございました。

そんなバズを経験した私ですが、実はほぼ同じタイミングで膀胱の炎上も体験中です。そう、膀胱炎を患ってしまったんです。
週末に家族と出かけ、トイレの間隔が空いてしまったせいか、はたまた単純に疲れのせいか、約15年ぶりに「あの痛み」を体験中です。

月曜の朝、起き抜けの排尿時から違和感はありました。けれどそれほどの激痛でもなかったので、大量に水を飲んでやり過ごそうとしたんです。
実際、夕方まではそれで平気だったのですが、夜8時以降に急激に悪化
数分おきにトイレに行かなくてはいけない頻尿&残尿感。そして何より厄介なのは、排尿時のあの激痛。「焼けた鉄の棒を突っ込まれたような痛み」とはよく言われますけど、本当にそのまんまなんです! 経験しないと分からないと思いますが、体験者は分かっていただけると思います。男性はどうなのか分かりませんが、その場合は肛門に「焼けた鉄の棒を突っ込まれる」ところを想像してみてください。

数分おきにトイレに駆け込むのに、その都度、月を破壊してしまう直前のAKIRAみたいな絶叫をトイレであげてしまいます。
夜10時過ぎには、尿に血も交じり始めました。「血尿」というよりも、排尿後に血がしたたり落ちる感じです。
そうなると、もうトイレの中以外の、通常時でも焼けるような痛みを覚えます。まさに炎上。膀胱が炎上。

私の寝室とトイレは、おそらく10mも離れていません。けれど、就寝後もトイレに駆け込みたくなった時のことを考えて、月曜の夜はトイレの前の廊下にマットレスを敷いて寝ました。
そんな状態で消灯したのが、夜11時頃。寝付けるか心配だったのですが、トイレでの奮闘による疲労のせいか、意外とすんなり入眠できました。

数時間後、まぶた越しに明かりを感じて覚醒。例のツイートがバズり始めてから早々に通知は切っていたのですが、スマホの待ち受け画面には「いいね」や「RT」や「フォロー」のお知らせが届くのです。それが待ち受け画面に浮かび上がり、私の枕もとを照らしていたのです(いつもと違う寝場所なので、スマホもいつもより頭の近くにあったので)。

時計を見たら、午前2時すこし前。トイレで再度絶叫し、水分補給(膀胱炎に重要)。目がさえてしまったので、ツイッターにいただいていたコメントにリプライを返したりしました。これが、とても良い気晴らしになったんです。
その後は、普段の起床時間まで熟睡できました。ありがとうツイッター。

で。

信じられないかもしれませんが、ここまでが前振りです。
今回私が一番書きたかったのは、オランダの病院(家庭医のクリニック)がどのように膀胱炎を診断したかという方法です。

オランダは家庭医制度を採用しているので、家庭ごとにかかりつけ医がいます。そのドクターによってルールは異なるのですが、我が家のかかりつけ医は、基本的にすべて予約制です。電話で予約を取らなくてはいけません。

火曜の朝、予約を取ろうと電話をし、予約担当者に自分の状況を話しました。その際に、「背中に痛みを感じますか?」「出血はありますか?」などの簡単な問診も。

数分のやり取りのあと、電話越しに係の女性がこう言ったのです。

「分かりました。ではとりあえず尿検査をしますので、尿を持参してください。予約はいらないので、いつ来てもいいですよ

その気楽な感じに、少し拍子抜け。

「あのー、尿を持参って、ペットボトルとかに入れていくってことですか?」

「ご希望なら、クリニックで採尿もできますよ」

質問に答えてなーい!でも否定されなかったんで、それでOKなんだろうと見切り判断。

私は、なるべく膀胱を空にしてから外出したかったので、家での採尿を選択。
ちょうど家にミネラルウォーターのペットボトルがあったので、中身を移し替えて空のペットボトルを作りました。
これがジュースのペットボトルとかだったら、新たに糖尿疑惑とか発生しそうですよね。

そしてクリニックを訪れると、電話で話した受付の女性が「あ、さっきの電話の方ですね!」とにこやかに迎えてくれました。そして、私がおそるおそる尿入りペットボトルを出すと、動じることなく受け取ってくれました。やっぱりあれで良かったんだな。

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彼女が私の尿を持って隣室に消え、私が待合室でぼーっとすること数分。再び彼女が笑顔で戻ってきました。

「明らかに膀胱の炎症ですね!」

はい、大炎上中ですー。
そして彼女は抗生物質の処方箋も出してくれました。
医療事務の方のように見えたのですが、もしかしたら、ナースの資格とかもあるのかもしれません。
そして、その処方箋を持って薬局に行き、無事に抗生物質を入手できました。現在、必死に鎮火活動中です。

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それにしても、そこまで一度もドクターに会うことなく抗生物質までたどり着けました(※違う医院もあると思います)。
私のかかりつけ医は、予約なしでも気軽に尿を持参すれば尿検査してくれることも判明。
学びが多い体験ではあったのですが、もし不幸にも同じことを繰り返すとしても、私はやっぱり事前に電話していこうと思います。

だって、病院の受付で前触れもなく尿入りペットボトルを取り出す不審者になりたくないですからね……。

トイレねたばかりでくだらない長編にお付き合い下さり、本当にありがとうございました!

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