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オランダの月曜の朝は遅い

「プレミアムフライデー」が実施されてから、もう2年半だそうですね。日本での浸透ぶりはどれくらいなのでしょう。まだ健在ですか?

そんな日本の新しい働き方提案の一つ「シャイニングマンデー」という言葉をご存じですか? シャイニングマンデーは、月曜日の午前中を休みにしようという制度の名称です。発案は日本の広告代理店だそうですが、公明党がこの制度を評価、採用し2016年7月の参議院選挙の際「月曜午前半休の推進」としてマニフェストに載せたのだそう。

制度の狙いとしては、「月曜午前中を休みにすることにより、労働者の週末の疲労と週明けの憂鬱(ゆううつ)感を解消」と、「日曜夜の活性化や週末レジャーの幅を広げることによる経済波及効果」が挙げられるのだとか。月曜朝の通勤ラッシュも緩和されそうですね。

実は、この「月曜日は午前半休」を緩やかに採用しているのが、ここオランダ。決して「制度」とか「規則」などといった大上段に構えたものではないのですが、週末も営業している店舗などでは、月曜日の営業は午後からということがよくあります。その時間も「12時から」だったり「13時半」だったりとバラバラ。自分たちの裁量で決められています。オランダを旅行される際は、お目当ての場所やお店の月曜日の開店時間をチェックしてから出掛けた方が安全かもしれません。

トップの画像は、とあるデパートの営業時間。月曜日(maandag)が12時オープンの代わりに、木曜日(donderdag)の営業時間が午後9時までと通常よりも遅くまでオープンしています。
 
オランダでは、木曜日が通常よりも長く営業していることもあるので、これもうまく利用すればお買い物時間を長く確保できるかもしれませんね。

オランダの月曜日午前休みの習慣は、人々の余裕のある働き方の象徴のような気がします。午前休みが全員に必要なのかどうかは分かりませんが、日本も多様な働き方を認めてくれる社会になってほしいですね。

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