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子育てとは、いわばエゴとエゴのシーソーゲーム

先日書いた、日本に住む外国にルーツのある子供たちの日本語サポートがなされていないというお話し。それに関し、うちの家族の経験をツイッターでつぶやいたんです。

アルファツイッタラーの方にもリツイートしていただけたようで、私のアカウントにしては反響をいただいております。
すると、このツイートに対し、こんなリプライがついたんです。

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「親のエゴ」

この一言だけでしたが、我々夫婦が、オランダ語力のない子供をオランダに移住させたことを指しているのだろうと解釈しました。
確かにオランダ移住時、娘は6歳半。オランダに来ることに彼女の意思は全く関与していません。すべて私と夫で決めました(もちろん、早い段階から娘にはその旨は伝えていましたよ)。
ですから、確かにそれは親のエゴですね。間違いないです。

ですので、私のリプライは上記のように

おっしゃる通りです。子の年齢に応じて、親のエゴと子のエゴに折り合いをつけながら子育てしたいと思います。

というもの。
※この方はこの後、私の別のツイートに露悪的なリプライを別途してきたので、ブロックさせていただきました。その話は、また明日にでも。。。

でもふと思ったのですが、親のエゴが全く1ミリも介在しない子育てってあるんですかね。あるとしても、10歳以降くらいじゃないでしょうか。うちの娘がオランダに移住してきた6歳の段階では、まだまだほぼ親のエゴでのみ子育てしてましたよ。

そして多くの場合、子供が「これをやりたい」「この学校に行きたい」「こんなことを勉強したい」というのも、親が見せたり子供に体験させた選択肢の中からのチョイスだったりするのではないでしょうか。
今どきの子供は、早くからYouTube見てたりするから、昔よりは見聞が広いと思いますけど(そういえばうちの娘も、特に何を刷り込んだわけでもなく「合気道をやりたい」と自分から言い出しました)。

そしてその娘は現在、オランダの小学校の最高学年(8年生)。来年の春には、中等教育(日本でいう中高一貫教育のようなもの)の進学先を決めなくてはいけません。この辺りから、子のエゴと親のエゴのすり合わせが必要になってくるでしょうね。
むしろオランダでは、様々なことを子供自身が決めることを良しとしています。それが成長だし、巣立ちの第一歩ですよね。
私としては、なるべく娘の選択を尊重しつつ、コントロールしない範囲で自分の意見も述べていきたいです。

親と子のエゴとエゴをぶつけあうシーソーゲーム、楽しんでいきたいと思います。

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