Nikon Z6ミラーレス

もしかしたら、ニコンの自信作なのか、それともミラーレス初号機として最初の機種と言うだけなのか。
本体を持った感じは非常に高級感があって、やはりフルサイズミラーレスと言う風格がある。
操作ボタンも大部分が右側に位置しており、ニコンの一眼レフを使ったことがあればだいたいの感じはつかめるはずだ。
気になっていた連写時のEVFの見え方もさほど気になることはなかった。
高級レンズの24-70もバランスの悪さを感じることもなくZ6との組み合わせでの印象は素晴らしい出来だ。
また、収差は極限まで押さえられている印象で端まで拡大されたAFエリアを余すことなく使える印象だ。
ここまで良いことばかりを書いてきたが唯一の弱点と言うべきか、個人的に不満に思うことはニコンでも最重要課題なのかもしれない。
バッテリーの持ちがソニーのミラーレスに比べて段違いに悪いことだ。
後発のニコンの方が明らかに短いのだ。
カタログスペックが全てではないだろうが、ソニーの公式のカタログスペックとの差は約7割に達していない状態である。
ニコンの一眼レフは他社製品に比べてバッテリーの持ちが非常に良い印象だった。
しかし、ミラーレスとなると、後発で、かなり前から作ってきたソニーやオリンパス、パナソニックとは培って得られたものがまだまだ少ないのだろう。
これが唯一の、そして最大の弱点だ。
ユーザーの使い方によってかなり変わってくると思うが、細かな電源管理をユーザー側で行う必要があるのは明確だ。
ミラーレスではない一眼レフであれば、電源のオンオフをすることなく、イベントを乗り切る事さえできるのにと思ってしまう。
しかしながら、そう考える人は最初から従来からある一眼レフを選べば良いだけであるが。。
そうであれば、今回のミラーレスとはなんだったのだろうかと思ってしまうところがある。
しかし、私はZ6を買おうと思っている。連写性能、端までつかえるAF、それがあの小さな本体でまかなえるのだ。
これは買うしかないのだ。
ただ、200-500mmとの組み合わせでは非常にバランスが悪く、もうこれは新しい500/f5.6と組み合わせて使うしかないのでは?と思ってしまう。
ミラーレスと発売日を近づけてくるあたり、ニコンの狙いがひしひしと伝わってくる。このレンズはミラーレスと一緒に買いましょうと。
そうは言っても、万人が容易く買える品物でもない。よく言われる、ボーナス2倍になったら買うと言うやつである。
今回のニコンファンミーティング2018は充実感が半端ない。商品説明、Z7の試し撮り、公演とどれを取っても素晴らしものだった。
やはり無理してでも行って良かった。
こう言うイベントには行がなければ伝わらないことが沢山ある。
今回はミラーレス一色でメインがはっきりしていたために楽しめたのだと思うが、おそらく来年も開催されれば行かずにはいられないだろう。
それだけ素晴らしかったのである。

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