母娘で住処を建て替える①まずは注文住宅マッチングサービスを利用するまで

はじめまして。

家を建てたい――。十年近く母が唱えていたこの言葉。実家の木造家屋は約50年近く頑張ってくれましたが、雨漏りや外壁の剥がれを目の当たりにして、いよいよ重たい腰を上げなければならなくなりました。

私も家が欲しかったし、次はインテリアにも凝って、という夢をみていましたが、それは実家の土地にではなくどこかのCMみたいに「東京に家を持とう」というものだったと思います。(今に至るのはおいおい書いていこうと思います。)

十年、でピンときた方もいらっしゃると思いますが、私達は実行力に欠ける母娘です。『そんなことないわよ』。という母の反論の声が聞こえてきそうですが、本当にそうなのです。コロナ騒動があったとはいえ、行動を始めてから、もう2年の月日が流れようとしているのに未だ建て終わっていないのですから。

さて、前置きが長くなりましたが、もともとの‟勉強嫌い”達に家づくりの知識があるはずもなく、どうすりゃいいのさ状態でした。手っ取り早く思いついたのは知人に情報を聞くこと=アテにすること。生の声が聞ければなと思っていると、実家を取り壊して一人で住む家を建てようとしている知人に行き当たりました。

その人はもともと知識や人脈もあったようで、以前からの「こだわり(建具に木材を使うなど)」や腕のよい大工さんをかかえている工務店さん語りに心頭し、私もそういう家を建てたい!と思い出しました。そして「良かったらいろいろ教えてね」とお願いしておいたのですが、そこまで面倒見切れないという感じがみてとれたので立ち消えました。

次に話を聞くことが出来たのが、すでに転職している先輩です。少しご無沙汰しているうちにご実家を建て替えて先輩ご夫婦とお父様で住まわれているそうです。聞けば、私にとっては未知との遭遇「注文建築」で建てられたそう。

ハウスメーカーは住宅展示場のモデルハウスに行くことでわりと容易く雰囲気を感じることが出来ますが、工務店や建築士さんはどうやってアクセスすればいいのか、この時点ではまるでノーアイデアだったのです。(最近はインスタなどで好みの工務店を見つけ、見学会なども出来るようです)

住宅展示場のモデルハウスでピンと来なかったため、前のめりに「何が決め手になってその建築士さんにお願いしたのか」と聞くと、施主の希望を聞いて、ハウスメーカー、工務店、建築士の中から、担当が合いそうな業者を紹介してくれる会社に依頼をしたそう。そんな会社があるのか。私はもちろん初耳でした。

そしてこのあと『魔法の言葉』を聞くことになるのです。。。

 私:実際に住んでみていかがですか。

 先輩:ほぼ満足。嫌だと思うところが無くて、頼んで良かったと思う。

 私:そうなんですか!(少し意外)でも注文建築だと高価ですよね‥?

 先輩:面積の割合でいうならハウスメーカーより1000万円位は安かったと思うよ。

 私:い、いっせんまんえん、も?!

・・・お分かりだと思いますが、ゴシック体部分が”魔法の呪文”。そして先輩は快く会社名を教えてくれたので、ネットで調べてみることにしました。

最後に魔法解けぬまま、同じ部署のおじさんに・・・一時はそれなりのポジションにいたらしいけど、仕事より下降した母親の変額保険のクレームに熱心、『お金はそこそこ持ってるんです』と言いながら一度として夏休みのお土産を配ることがなかった、お金にしっかりとした人が家を建てた言うので一応参考までにお聞きする。

 おじさん:いろいろね、検討したけど、後でメンテナンスしなくちゃならない時とか、クレームデータをちゃんと蓄積しているのがハウスメーカーなんですよ。

名前は忘れましたが超メジャーのハウスメーカーへ依頼したそうで。確かにテレビで欠陥住宅とか手抜き工事とかよく聞くし、建てた後のことも考えねばならないのかも。。。

このずっと後、友人Ⅿさんもハウスメーカーで建てたと聞きました。使用部品全部をデータ管理しているそうで、クレームではありませんが、「○○が壊れました」と電話するとすぐ調べて発注してくれるそうです。

注文建築と規格のありのハウスメーカー。一番重要視すべきポイントが自分で分かってないものだから決め兼ねましたが、先輩に教えてもらったマッチング会社なら全部の中からアドバイスがもらえるはずということで、会社に電話すると(実際は電話するまでにかなりの時間が経過しています)よい雰囲気。とにかく一歩でも前に進めたという喜びで心が軽くなっていました。

自分達の家づくりに合う業態を選択してもらえるというサービスに惹かれつつ密かに『住んで嫌なところがない』、『1000万円位安い』を実現した設計士だったらいいな、という矛盾が生まれていました。

(文字ばっかりですみません。つづく)


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