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【旅行記】海外で年越し マカオ・香港3泊4日の旅⑩香港のウソホント!

みなさんこんにちは。お出かけ大好きTRIP_YUKOです。人生初めての海外旅行から半年足らず。2回目の海外旅行、澳門・香港に行ってきました!

 訪れたマカオと香港の感想。事前に聞いていた情報のウソホント!?を記したいと思います。

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■香港ってこんなところだった!

□ものすごく人が多い

 人に酔っちゃうくらい、人が多いです。観光客も住んでいる人も多い。道が狭いので余計に人の多さを感じます
 表参道や原宿駅前、スクランブル交差点の混雑が香港の中心街全部みたいな感じでしょうか。

混雑するアベニュー・オブ・スターズ

 香港を訪れたのが12/30、31でいつも以上に人出は多かったようですが(1/1はそこまででは無かった。)それにしても人の多さは凄いです。

□分かりやすい英語

 基本的に広東語が飛び交いますが、英語が使えるのでなんとかなります。標識や案内の英語が、平易で端的な英語が使われていて分かりやすいです。
 私も仕事でノンネイティブなアジア人とメールをする機会があり、なかでも香港人の方の英語はわかりやすいと感じていたので納得しました。
 いちばん大事なのは伝わること。
 香港は築いてきた風土文化環境から、このあたりが上手なのだろうなと思います。

□日本人はあんまりいなかった

 香港は人気の定番旅行先ですが、香港滞在中
ほとんど日本語を聞くことはありませんでした。
 マカオに比べれば日本人だと気づく回数はいくらかあったものの、想像より全然いなかったです。まだまだ日本人からするとデモのイメージが根強く残っているように感じます。
 一番日本人が多かったのはド定番のシンフォニー・オブ・ライツ。日本語の感想がちらほら聞こえてきました。

シンフォニー・オブ・ライツ

◆食事について

 とにかく食事が美味い!お店や料理のジャンルや種類も豊富で飽きることがありません。人気のある店は人だかりができていて、香港の人たちの食への探究心も感じます。
 香港の料理は見た目がキレイで食欲をそそりました。私的には中華系のごはんってよそい方が雑というか。食べたら美味しいとしても、一見美味しくなさそうな見た目だったり、むっちゃ大雑把な印象があります。
 同じ点心類であっても、香港のものはなんだか綺麗。何がそんなに違いを生み出しているわからないけど差を感じます。自然と美味しそうって言えるのが香港の料理。

◆観光スポットについて

□定番スポットだけなら1日あればOK

 香港の定番スポットはぎゅっと密集しているため、定番スポットだけなら1日あれば周れます。
 私達が中心地を観光したのは2日目PMと3日目PMのみ。もっとも私達は観光スピードが早く、買い物にも興味がないという前提はありますが。
 ガイドブックにも二泊三日が定番とされているので、そのとおりで良いと思います。

□観光メインで再訪は厳しいかも

 定番なら1日あれば周れてしまい、面積が狭いのでスポットに乏しく、正直再訪して次はココを攻めたい!というほどのめぼしいスポットはありません。
 今回私達はランタオ島、レパルス・ベイ、スタンレーといった郊外にも足を伸ばし、それぞれ良かったけど定番が楽しめれば良いというスタンスの人なら、お薦めするほどではないです。

 観光ガイドブックを改めて見てみると、飲茶を始めとした様々な料理の紹介がトップかつ半分以上を占めていて、これは香港旅行のメインが「食事」であることを表しています。再訪するとしたら食事メインですね。

□事前チケットの購入が◎

 ゴンピン360と、BigBusナイトツアー、上環へのフェリーは事前に予約をしました。観光客がめちゃくちゃ多いので売り切れや、Ticket購入までに待たなければいけない可能性が高いです。
 ヴィクトリア・ピークへ行く人気のピーク・トラムはチケットを買う為に30分まず待つ必要があり、さらに乗るまでに1時間以上と聞きます。
 事前予約の活用は割引以上に、効率的に観光を楽しむメリットが大きいと感じました。

□博物館、美術館の入場料が高い

 西九龍地区はアジア屈指の芸術文化エリアを目指して開発を進めている注目のスポットです。
 М+、香港故宮文化博物館、戯曲センターなど香港の文化に触れられる施設が整備されていますが、入場料は高めという印象を受けました。マカオの公共施設は無料、安かったというギャップもあります。時間も要するので香港のアートや芸術的に造詣が深くないなら勿体ないかなと個人的には感じます。

◆香港の人の印象

□人柄は元気で世話好き、お話好き

 香港のフェリーターミナルを降りた途端、税関の係員の方が大きな声でめちゃくちゃ誘導。たった1時間の距離でこんなにマカオと違うものかとびっくりしました。

 香港の接客は、中華圏名物の愛想のない(ように見える)ぶっきらぼうな接客にしてはいくらか丁寧で優しいです。
 ※当方横浜住み。中華街で中華式接客にはよく触れている。

 女性が世話好き、お話好きで元気!男性は少し控えめながらスマートな人が多いなと思いました。

 香港の人はブランド好きらしいんですが、ほんとにちょっとしたカバンがブランド物。街にはブランド物が溢れています。日本の人もブランド好きだと思うけど、ちょっと好きレベルが違いますね。

Diorのクリスマスツリー

□広東語がかわいい

 広東語は発音や読み方だけでなく、標準語とは異なる声調を持ちます。少しだけ声調について勉強したのですが、広東語の声調は音階で表せられるらしく音楽的です。
 そのためか、香港の人の広東語は可愛らしく聞こえてキツく感じません。中国本土の標準語話者とは明らかに違うのが面白いです。

◆治安と衛生面

□治安はかなり良い

 人が多い香港。香港映画のイメージもあって、台北より悪いくらいかな?なんて思っていたのですが、かなり治安は良かったです。


[治安の良さ]
 マカオ > 香港 > 高雄 > 新宿  > 台北  


こんなイメージでしょうか。
 これだけ沢山の人が行き交って、路地も複雑で店も多いにも関わらず、街から漂う治安の良さ。正直驚きました。街は夜でも明るく、その点ではマカオよりも歩きやすい。 
 物乞いの方は台北ほどではありませんが見かけます。商売化、組織化していることが社会問題になっているらしいです。

 海外ビギナーや、ご家族旅行、女性のひとり旅でも安心できる治安です。

□道をポリッシャーで掃除!

 街は新しくないので、古さを感じますがよく見ると清掃がめちゃくちゃ行き届いています
 常にゴミを収集しているのは台湾やマカオと同じですが、香港では屋外の道路をポリッシャーで掃除していることに衝撃を受けました
 香港はお店がとんでもない数で、人もめっちゃくちゃ多い。それで、このキレイさはすごい!
 洗剤が環境に影響ないのかは疑問ですが、それほど徹底して清掃していることに驚きました。

□不衛生な匂いがしない

 飲食店が多い香港。不衛生な匂いは避けられなさそうに思いますが、全然匂いはしませんでした。
 台湾と違って屋台的なものがあっても飲食店ではないのも一つの違いかもしれません。日本の都市部のほうがよっぽど匂いがします。
 香港は街の規模から考えてキレイすぎる。ゴキやネズミの姿も一切なし出てきそうな予感すらしませんでした。

朝の通り ゴミは一つもない
オレンジのジャンパーの方が掃除中(写真左側)

□犬の糞専用ゴミ箱まで完備

 街のいたる所にゴミ箱が設置されていますが、「狗糞収集箱」という犬の糞専用ゴミ箱まであることにびっくりしました。愛犬家にとっては非常に便利ですね。
 それにしてももう少しネーミングは考えて欲しい。

◆気候について

□めちゃくちゃ暑い

 冬は朝晩冷えるのでコートが必要と書かれていますが、全くそんなことなかったです。めちゃくちゃ暑い!!半袖半パンがベストです。
 持っていった長袖は暑すぎて使えずユニクロで半袖Tシャツを買いました。
 一応防寒としてアウトドア系のアウタージャケットがあればOK。
 それでも香港の人や南国の方はダウンを着ていて信じられないですが、日本人は不要だと思います。

□大気は霞んでいる

 大気汚染の影響か、空気は良くなく霞んでいます。これで指数は、並らしくカルチャー(?)ショックでした。晴れていても青空を見ることはありません。晴れてるんだか曇ってるんだが分からない。
 旅先としてマイナス面が見つからない香港でしたが、唯一「空気が悪い」のがマイナスポイントでした。

わずか700mのヴィクトリア・ハーバー対岸も霞む

◆交通事情

□いろんな乗り物が楽しい

 香港はMTR、フェリー、2階建てトラム、2階建てバス、ミニバスと色んな種類の乗り物があって楽しい。夜も遅くまで走っているので治安面でも安心感があります。
 2階建てトラムの2階席が1番楽しかった。風を感じながら街並みを眺めているだけで観光が楽しめます。車両の見た目の可愛さと、街を走る風情がとっても良いですね。

2階建てトラム

□運転が荒い

 他国が運転荒いんじゃなくて日本が優しすぎるんじゃないかと思えてくる。
 バスはぶん回されます。香港のバスは2階建てなので、2階席は余計に遠心力が増して怖い。いつ倒れるのではないかとドキドキします。
 座席シートがツルツルなので滑ります。シートベルトを締めたほうが楽チンです。「荷物を座席に置いてはいけない」と書いてありますが、人が座れないからではなく飛んでくからです。

 道路は車優先。基本的に道が狭い上にトラムも走っているし、信号が少ないので横断するのに苦戦します。
 よく事故らないなとホントに思います。というか、トラムが事故ってました。

2階建てバス

□横断歩道が分かりにくい

 香港の横断歩道はどこまでが横断歩道なのかわかりません。道路に書かれた「LOOK RIGHT」「LOOK LEFT」という指示のある場所が横断歩道です。

横断歩道はこの指示があるところ
歩道どこまで!?

 歩行者信号機が少なく、渡るタイミングは歩行者任せなプレッシャー。
 小さな歩道まですべて信号が設置されている台湾とは正反対。「なんでこっちに任せんねん!」というモヤモヤと面白さが旅の最後まで心に残りました。

◆トイレ事情

□トイレは少ない → ウソ!

 ガイドブックには公衆トイレが少ないとありましたが、めちゃくちゃ公衆トイレはありました。えっ!こんなとこも公衆トイレだったの!?と驚くくらい。
 ただし、都会なので街なかに商業施設やホテルがたくさんあり、駅もあるので公衆トイレを使うことはありませんでした。

□トイレが分かりにくい → ホント!

 商業施設のトイレはバックヤードのようなところにあり、分かりにくいという説はホント!
 そんなバカな、、、と言うくらいいくつもいくつもドアを開けた向こうにトイレがあることもザラでした。個数も少ないので余裕を持って行きましょう。

◆お買い物

□お土産に買うものはあんまりない

 たっくさん商業施設はあるのですが、どこもハイブランドばかりで買うものはありませんでした。香港らしいお土産だとか、オシャレ雑貨みたいなものもピンとこなくて結局なにも買わず。
 紅茶かなーと、思ったけど日本で買えたり店舗があったりするし。なんかイマイチ特別感がなかったです。

□袋は必要か聞いてくれる

 コンビニなどで商品を購入した際に、ビニール袋が必要かを聞いてくれました。
 忘れてたけど、台湾では自分から聞かないと貰えなかったので、香港は聞いてくれて優しかったです。

□ユニクロで1000HKDが使えた

 1000HKD札は嫌がられるため、早く崩したいのはやまやまですが、なかなか崩せる機会がありません。そんななか半袖Tシャツ(約2000円×2枚)をユニクロで購入した際に1000HKDでも良いか聞くと、店員さんは快諾してくれました。

 1000HKD札はほんとに要らないので、最初から全て500HKD札以下で両替することをオススメします。こんなに使わないのになんで流通させてるか不思議で仕方ないです。

□コンビニがキレイ

 香港のコンビニはセブンイレブンが多め+サークルK。マカオよりは店舗が広い。
 店名通り7-11時の営業の店舗があるので、ホテルの近くにコンビニがあるからと言って油断できません。店内通路は狭めでバリアフリーは全く考えられていません。
 コンビニは台湾同様にめちゃくちゃキレイなので、日本のコンビニの汚さって一体、、、と思います。

◆感想

 香港どうだった?と聞かれたら「面白かった」と答えます。
 治安は良く、清潔感があり、ごはんが美味しい。たくさん人がいて活気があり、色んなお店があって街を歩くだけでも面白い。エネルギーを感じる街で、活力をもらえる気がしました。

 旅するうえで、香港はマイナスがないというのが私達2人の感想です。唯一マイナスは空気が悪いことですね。

 面積は狭いため、一回定番スポットを回ってしまえば、めぼしいスポットは無いので観光に来ようという気には正直ならないと思います。
 ですが「ご飯を食べにまた来たい」と強く思いましたし、ガイドブックが食事メインだったことの意味を、旅を終えてようやく理解しました。
 トランジットするなら香港にして立ち寄りたいくらい。きっといつか実行するでしょう。
 旅先としての香港はとてもいいところでオススメです。空気を除いては。

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