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いとおしい遺書

11
6作目のアルバム『いとおしい遺書』全11曲。
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記事一覧

あわく

TRISTEZA

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1.あわく
music&words:TRISTEZA
handwriting : souka

最期の秘密を聞いて
最期の秘密を見ていて
あなただけに見せたい景色
聞かせたい音楽が此処にある

5thアルバム『いとおしい遺書』
1. あわく
2. billiards green
3. CAPE COD
4. 3月の蕾が咲く頃に
5. この街にいる限りは
6. 203号室
7. 名も無き国
8. ど

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2.billiards green
music&words : TRISTEZA
handwriting : phycho

ぼくは夢を見ている
靴が鳴り、街が死に
空は透明なままに
落ちてくる

ぼくは夢を見ている
神の森、鏡に浮かぶ星座
水は溶けて濁り
ぼくを濡らす

よく見ていて
狂い出す愛の誕生を
よく見ていて
世界のためにぼくが笑うから

ああああああああああ
どうしたいのだろう
あああ

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CAPE COD

TRISTEZA

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3.CAPECOD
music&words : TRISTEZA
handwriting : 16

If all is over,
let’s go to the town where you were born and raised
In the hill which you ran in childhood
I want to look up at the sky together

Far

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4.3月の蕾が咲く頃に
music&words : TRISTEZA
handwriting : 晳

3月の蕾が咲く頃にふたりは出逢った
愛してるだとかそんなクサイ言葉を
信じてくれるまで言い続けた

まるでずっと昔のことみたいだね
だけど昨日のことみたいに覚えている
ねぇ 君はどうなんだい?
だらりと白い腕がベッドから落ちた

白い花びら 君を埋め尽くして
溺れないように引き上げたのに
すでに

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5.この街にいる限りは
music&words : TRISTEZA
handwriting : K

街の路地裏に
落ちる木漏れ日を踏みながら
貴方が語った夢を憶えてる
「お前もこの街を出て旅に出よう」
その時、深く頷けなかった僕

檸檬の花が咲くたび
貴方を思い出すけど
後悔も憧れも決して貴方には
してなかった、してはいけない
この街にいる限りは

街の港に
浮かぶ秋の落ち葉が沖へと流れる

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203号室

TRISTEZA

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6.203号室
music&words : TRISTEZA
handwriting : tsuki

狭い部屋
ため息が響く
都会の騒音が僕を冷やかす

「早く諦めな」
「次があるだろう」
慰みの声が僕を甘やかす

叫んでかすれた君の名前が
ひどく耳に馴染みすぎて
泣くことさえもできず
朝を待つこの時間がなにより虚しい

いつか未来へと繋ぐ細い糸を
僕は手繰り寄せて君の小指に
そんな儚くて
それ

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7.名も無き國
music&words : TRISTEZA
handwriting : souka

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8.どこまでも
music&words : TRISTEZA
handwriting : 篠崎春菜

真夜中にベルを鳴らして
ベッドから飛び起きて
君と一緒に行くから

星は月に喰われていく
山は呼吸を繰り返し
風はベールのように靡いている

どこへ行こう
どこまでも行こう
君の足は鳶になる
どこへ行こう
どこまでも行こう
僕の足に羽根は生えないけれど

真夜中にライトの剣を
漆黒の海を切り裂いて

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9.真冬の無人駅
music&words:TRISTEZA
handwriting:am4

雪が降り積もった
朝の匂いを覚えてる
無人駅にただふたり
交わす言葉さえも白い息

貴方は白痴を読む
私はマクベスを読む
ふたりで燃やした本は
灰色の空に舞い上がる

やっとやっとやっと
ふたりになれた
世界はふたりのために黙った

列車の音が聞こえる
トンネルの向こう側で
その時初めて
こころが泣いてい

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10.いとおしい遺書
作詞作曲:TRISTEZA

とても美しい朝だったから、あなたに遺書を書こうと思った。
一枚一枚きらきら光る翠の葉が、鏡の水面に落ちていく。
ああ、僕は、
この酸素に満ちた空気の中で死にたくなった。
あなたの敬愛に、崇拝に、
満足した自分がいた。
あなたはきっと言うでしょう。
そんなものは要らないと。

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5.この街にいる限りは
music&words : TRISTEZA
handwriting : K

街の路地裏に
落ちる木漏れ日を踏みながら
貴方が語った夢を憶えてる
「お前もこの街を出て旅に出よう」
その時、深く頷けなかった僕

檸檬の花が咲くたび
貴方を思い出すけど
後悔も憧れも決して貴方には
してなかった、してはいけない
この街にいる限りは

街の港に
浮かぶ秋の落ち葉が沖へと流れる

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