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社内keynoteテンプレートを作った話

もう早いもので今年もあと2週間ですね…あっという間!

先日、トレタの資料用keynoteテンプレートを社内リリースしました。
今までも一応テンプレート的なものは存在していたのですが、人によって色が変わってしまったり、アイコンのトーンが違ったりで統一感が全然ない!
これはどうにかせねばいかんと思い、案件のスキマ時間でこっそり改修プロジェクトを開始しました。

作成する上で気をつけたのは下記の3点。

- 短時間で資料を作成できるテンプレート作り
- 凝ったデザインにしない
- ギチギチにルールを作らない

テンプレートを使用するメンバーはほぼノンデザイナー。デザイナーの自己満足で凝ったデザインにしてしまうと資料作成に時間がかかるし、再現度にブレが出て結果統一感がなくなってしまう…
なので誰でも使えるようにデザインルールを決めすぎず、大体がテキストの変更だけで済むシンプルな作りにしました。


- ver0でテスト -

「どうやらテンプレートを作っているらしいぞ」と噂になったのか、テスト版でも良いから欲しいと声をかけてくれた部署があったのでver0を試してもらいました。特になにも言わずにデータだけ渡してみたのですが、そこまでトーンがブレなかったのと「きれいに仕上がる」「使いやすい」というFBをもらえたので本格作成スタート。

ver1をリリースしたのは作成開始からなんと5ヶ月後…優先度がそこまで高くなかったというのもありますが、「どこまで作ったらリリース」を全く決めていなかったので、あれも入れたいな・これも入れようかなで短期決着できなかったんです。反省。


- ver1 できました -

トレタのミッションは「食の仕事を、おもしろく」なので、お客様には「このサービスを使うと仕事が楽になる!→仕事が楽しくなるかも!」と思ってもらわなくてはいけません。ので、印象値をガラッと明るめに変えました。

旧テンプレはベージュっぽい色が背景だったのですが、色をのせづらいのとベージュに意味があるわけではなさそうだったので、今回は白ベースに。(真っ白だと明るいディスプレイに映した時目が痛いので#FAFAFA)

ちょっと悩んだのがキーカラーであるグリーン。トレタのアプリ・ロゴともにちょっと薄めの緑のため視認性がよくありません。明るいイメージを与えたいという思いもあったので、彩度をあげたグリーンに調整しています。

上記の基本的なテンプレートの他にもあったら便利だろうなーと思ったテンプレートをいくつか用意しています。

- keynoteで触れるトレタ-

CSチームのスタッフから「お客様に合わせて画面のスクショを毎回撮るのが大変だからあると嬉しい」と相談されたので作ったこちら。
日時やお客様のお名前・タイムテーブルなどなど編集できるようにしてあります。

keynoteはイラレやsketchデータをペーストするとSVG形式で貼り付けてくれるので、ヘッダーなどの固定できるUIに関してはsketchのデータをコピペ。可動させたいテーブルリスト・タイムテーブル帯はパーツを分けてkeynoteで作成しました。


- アイコン・イラスト -

keynoteは前述の通りSVG形式で貼り付けられるので拡大しても荒れずに済むのでありがたいですね。ver0では線のアイコンにしてましたが、アイコンの大きさで線の太さに差が出てしまうのでver1ではベタアイコンに修正しました。

人物のイラストも要望があったので、少ないですが入れてあります。


- ロゴ -

変な風に使われると困るから追加しようか迷っていましたが、最低限の禁止事項とともにロゴデータも使えるようにしました。全員が全員レギュレーションを読んでくれるとは限らないので、みんなが使うであろうツールにレギュレーションを組み込むのはアリだと思います。


- リリース後 -

一旦基本的なテンプレートだけで使ってもらい、欲しいテンプレートあったら言ってくれよな!という形にしています。リリースしてから2ヶ月くらいですが、ちょこちょこ要望もらえてます。要望が出るということは、ちゃんと使ってくれている証拠なのでとてもありがたいです。

全ての制作物をデザイナーがチェックし、手を入れるというのは土台無理な話なので、手の届かないところでもある程度コントロールできるようにデザイナーが最初に基準を作るのはとても大切です。が、基準を作ったところで読まれなかったら意味がありません。
資料用テンプレートはよく使われ、かつ使う人を限定しないのでブランドへの理解を自然と深めさせられる最適なツールなのでは、と思えたいいプロジェクトでした。

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