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大雪(南天と千両)移ろいゆく水と花

一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。

移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、MayuAraiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。

今回は第七十二回目の『大雪』、Mayuからのお手紙です。


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emmyさんこんにちは!

いよいよ寒さも厳しくなりますが、お元気でお過ごしでしょうか?
カレンダーも残すところあと1枚。
師走を迎えました。

先日もお手紙では「小松」が登場し、一気に冬、そして年末の雰囲気が高まりました。大分へ行かれたとの事ですが、私も好きな地です。これからの時期はきっと温泉がいいでしょうね。
ドリンクに使われた松の針葉樹の香り、きっとすっきりリフレッシュできそうです。



さて、今日は『大雪』を迎えました。
前の節季「小雪」から、さらに雪が盛んに降りだす頃と言われています。先日空を見上げたら、重たい雲が空をふさいでいるように暗く冬を実感しました。

すこしだけ気が早いのですが、今回は赤い実のついた南天と千両をいけました。
赤と緑の組み合わせはクリスマスカラーと呼ばれたりしますが、日本のお正月もこの色合わせをよく目にします。

扇のようにカットされたシュロの葉
ジグザグした形状が屏風のようですね。

白い器を合わせようと持ち出したら
金継ぎのあとは金色で
なにやら自然とおめでたい組み合わせ。

常緑の緑と赤い実からは「お祝い事、喜び、明るい、暖かい」イメージが重なり、幸せなムードを演出してくれます。


このままお正月まで飾れそうなお花になりました。

emmyさんもそろそろ余白が少なくなる頃かと思います。
何かと気ぜわしい毎日ですが、おからだを大事になさってくださいね。


それではまた!


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