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積ん読中にブックガイドを買うという功罪

ブックオフの活字単行本200円コーナーでブックガイドを発見。普通なら気軽にカゴに入れるのだが、現在我が家の積み本の数は漫画、活字本合わせて数百冊‥(150を超えた辺りから数えるのをやめた)さらにこのところ激務が続いていて本を読むペースはめっきり落ちた。

そんな状態でブックガイドを買う事など積んである本たちが許してくれるわけがない。でも‥これ200円は安い。ここでスルーしたらもうこの値段で二度と遭遇できないかもしれない。

何度もカゴに入れては取り出し、パラパラめくる。このブックガイドは全国の書店員さんが自分の一押しの一冊を紹介する熱量のありそうなブックガイドのようだ。ああ、知らない本もあるが読んだ事がある本も何冊か載ってる。未知なる本との出会いのきっかけだけでなく、既に読んだ名作の評を改めて読む事でそれを既に読んでいる自分を誇らしく思える気分にも浸れる。
でも、でも‥これを読んで新たな本を買う事でまたひとつ罪を重ねる気か。その本はいったいいつ読めるのだ? うう‥

結局、1時間半迷った。(もちろん他の本も物色しながらだが)

結論は当然「買い」とんだ茶番だよ。
本って人生を変える可能性があるくらいの物だと思ってるし、やっぱりそういう本に出会うきっかけを秘めているかもしれないブックガイドがランチ一食より安い200円で買う事に躊躇する理由なんてどこにもないよね。

相変わらずくだらない事に時間を消費する自分にげんなりするが、まあこれが自分だよなという妙な開き直りからくる達成感もある。

いつ読むかなんてわからない。下手するとこのブックガイドだって積まれたが最後しばらく開かないかもしれない。人生で読める本の数はきっと限られている。でも、持ってる本の数だけなんだか心強い。

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