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浦和レッズへの処分を受けて、雑感。

サッカーを愛する皆さん、こんにちは。
最近noteを書くのがご無沙汰になっていましたが、先日あったリリースについて雑感を残しておきたいと思います。
的はずれな事になっているかもしれませんが、その辺はご指摘ください。
今後に向けて勉強させていただきます。

天皇杯の名古屋グランパス戦において試合終了後に起きた騒動を受けてJFAから浦和レッズに対して処分が下されました。
経緯については未確認なものを含め色々な切り口がありますが、本件については納得しなきゃいけない、受け入れなければならない類の内容だと思っています。
『実際に有形力を行使する事の重さ』というものから目を背けてはいけませんし、名古屋グランパスサポーターからの挑発行為がきっかけだったとしても当該人物とは無関係な観客を巻き込んでしまう形になってしまった事に酌量の余地があるかといえば、無いと言っていいと思います。

『サポーターが起こした事件の責任をクラブが負うのはどうなんだ』というある種『クラブ』と『サポーター』を切り離すような言葉も見ましたが、コロナ禍を含め、これまでの浦和レッズというクラブが『そういう』サポーターをも『We are』の枠組みに包摂し、歴史の一部として受け入れ、コミュニケーションを取ってきた事実からクラブとサポーターの関係性は密接に関わっていると言わなければならないものです。
もちろん、これは一方通行ではなくサポーターの側もチームがピッチの上で苦境に立たされれば『We are』と声を張り上げ、闘争を共にしてきたものだと思っています。『We are』を共有し、同じとまでは言わずとも近いレイヤーに存在しあっているのが浦和レッズにおける『クラブ』と『サポーター』だということを前提に未来を考えていかなければならないのではないかと。

今回の件で浦和側の当該サポーターに対してクラブとしても独自に処分を行いましたが、それについても完全に『クラブ』と『サポーター』を切り離し『お客さん』とするものとは思いません。本当に切り離してしまうのであれば『他者』として当該サポーターとの事件化に向かうでしょうし、そうであれば今回の件でJFAとの話し合いの場での主張も違うものとなっていたのではないでしょうか。
処分によって距離を離すことになったとはいえ、変わらず『We are』の枠組みに包摂しようと出来る限りを試みているのではないかと思うのです。

そして、今回の件を踏まえてのリリース文からは『これから』についても触れられていますが、浦和レッズがより社会的組織として外部との繋がりを強化せざるを得ない状況になってしまった事で『We are』の質にも変化が起きてしまうようにも感じます。
それがどのようなバランスになるのか、どのようなコミュニケーションを経ながらバランスを見出していくのかは分かりませんが、出来る限り多くの人が、出来る限り多くの属性を包摂しながらスタジアムを埋め尽くして『We are』を満たす事が出来ればいいなと思うのです。
浦和レッズが『We are』とし続けてくれたことを意気に感じて、サポーターが少しでも『We are』でい続けてくれる事を祈って。

おまけ(CASの話)

今回の件、異例の処分となった事で『CASに持ち込む事も可能だよね』という話がチラホラ聞こえています。
個人的には『ナシじゃないな』と思う一方、持ち込むにしても論の張り方次第では危うそう、無理して持ち込む必要はないんじゃないかなとも思っています。

処分の内容に変化を与える為にCASに持ち込んでJFAの処分に対して真っ向から反論をぶつけようとすると、サポーターが起こした事象に対してクラブが関与するラインのレベルを下げた位置で主張するという事になるからですが、それはこれまで浦和レッズが維持してきた『We are』の枠組みから当該サポーターを完全に切り離すものとなり得るんですよね。
それはどうなんだろう?と思う一方で『責任の所在を明確にする』という意図での確認訴訟的な持ち込み方が出来るのであればアリなのでは?という気持ちもあります。
その辺は期待する結果とその先に考えられる遡及的に触れられる過去の事案の数を踏まえるとカロリーが高くなりますし、それを浦和レッズだけが背負うの?って考えると違うような気もするので現実的ではないかもしれませんが、詳しい人に聞いてみたいなぁ……とも思ったりするのです。

まぁ、長々と書いてきましたが、なにはともあれ僕個人としてできる事といえば矢印を自分に向けて、闘争的精神を忘れずに浦和レッズを追い続けることなので、その軸はブラさないで頑張っていく事くらいなんですが。

強い気持ちで。

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