見出し画像

昭和の日活映画で元気が出た

お正月は外出することもないので、Amazonプライムで無料の映画を観ていました。

今まで観たことがない昭和の時代の日活映画を観てみました。

「上を向いて歩こう」「いつでも夢を」「星のフラメンコ」「四つの恋の物語」「仲間たち」「青春の鐘」「風と樹と空と」。

ところどころを端折って観ました。

今ではテレビで見かけることがなくなった歌手や俳優ばかりです。

亡くなっている方もいます。

歌手の舟木一夫や坂本九、浜田光夫や高橋英樹・・・

吉永小百合、松原智恵子、和泉雅子、新人で島田陽子も出ていました。

1960年代、1970年代に制作された映画です。

日本が戦争に負けて、それから復興していく時代。

1964年の東京オリンピックに向けて、日本のインフラが整備されている時代。

高度成長期と言われた時代です。

どんな人でも頑張れば、その努力が報われた時代です。

私は昭和37年(1962年)生まれの61歳ですから、映画の時代を少しは体験しています。

私が小学生の頃に観たテレビドラマは、主人公が貧乏、取り巻く人が病気。

しかし、そのハンデを乗り越えて、努力を続けて成功するというものでした。

むしろ、生まれつきの金持ちが、ヒール役として出ていることが多かったです。

「巨人の星」「柔道一直線」「あしたのジョー」「アタック№1」「サインはV」・・・。

私が観た日活映画は、時代背景が昭和30年代、40年代です。

境遇が恵まれていない人が、人一倍努力をして、周りの人と協力をしながら、成長していく物語です。

ハッピーエンドとは言えないこともありますが、努力をするプロセスを大事にしていた時代でした。

令和の時代では、これらの内容は、すべてハラスメントになります。

最近の若者を見ていると、人生を諦めている人が多いです。

出世はしたくない。

責任のある立場になりたくない。

適当に生活できるだけのお金があれば良い。

結婚もしたくない。

コンフォート・ゾーンは絶対に出ない。

努力が報われない社会が悪いのかもしれません。

昨年は、依頼を受けて、ボランティアで台湾の留学生の就職支援をしました。

対面ではなくオンラインです。

彼女は、中国語(台湾語)、日本語、英語がぺらぺらでした。

日本の有名企業から何社も内定をもらいました。

日本のどんな学生よりも努力をしていました。

彼女が来日した目的は、日本人の勤勉さを学ぶことでした。

それを聞いて私は恥ずかしくなりました。

台湾人は、「死ぬほど働き、死ぬほど遊ぶ」と言います。

平成の時代までは、日本でもそんな風潮はありました。

今や日本人の平均年収は台湾人の平均年収よりも低いです。

こんな凋落した日本に住む日本人が忘れてしまったのは「勤勉さ」ではないでしょうか?

目標を持って、目標に向かって希望に燃えて、努力を続ける勤勉さを失ってしまいました。

このところ私も目標も希望も見失っていました。

日活映画の俳優を観ていて、日本人が失った勤勉さを取り戻さなければならないと痛感しました。

今は苦しくても、努力をすれば、明日は絶対に良くなる。

「上を向いて歩こう」は本当に良い言葉ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?