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誰も教えてくれなかったANA×JALへ就職する方法。航空大学校の就職システムを攻略する。【完全保存版】

2019.7.3 「フライトは上手いのに大手が採用しなかった学生について考察する。」を追記しました。

航空大学校からJALやANA、大手航空会社に就職する。

世のパイロット志望の学生で

大手自社養成パイロットの選考に落選してしまい、大手のパイロットになれないなら他の職業で就職しよう。

そう考える人が多いこと多いこと。

モッタイナイ。本当にモッタイナイ。
航空大学校の就職システムが不透明だからパイロットになるのを諦める学生が出てしまうのです。

航空大学校OBの私はその就職システムの良い点悪い点全てを把握しています。

今、ANAやJAL、大手航空会社に入りたいならはっきり言って航空大学校は素晴らしい選択肢と言えます。

卒業生の約45%は大手航空会社に就職しているのですから。

この記事は誰向け?
「JAL ANA のパイロットになりたい人」
「航空大学校からJAL ANAのパイロットに自分が就職できるのか予測・戦略を立てたい人」
「航空大学校の就職システムを把握したい人」
「私立大学のパイロットコースからJAL ANAに行くにはどうしたらいいかヒントを得たい人」

航空大学校の就職は、一般の就職活動とは別物です。
また航空大学校の就職システムは時代の波によって何度も変わってきました。

私が大学生の時に、周りの多くの人間が「パイロットになってはみたいけどJAL ANAに確実に就職できるかわからないから航空大学校には行かない。」


そう言って皆、他の業界でそれなりに有名な会社に就職していきました。
今その人達に会うと、

「俺も航大いっておけば良かった」と口々に言われます。


例えば東京大学で体育会の部活で活躍してました、帰国子女バイリンガルの慶應大学、こういうエリート街道を超トップで走る人達はJAL ANAのパイロットになれないのならパイロットではなく他の業界に就職した方が稼ぎが大きくなる可能性が高いのです。

つまり、あるハイスペ層は
パイロット以外の選択肢の方が収入の期待値が大きいのです。


が、しかしここに大きな歪みがあるのです。

結局他の仕事をしてみてやっぱりパイロットになりたかった...

ANAやJALのパイロットになんとかしてなりたい...

みんな航空大学校をもう受験できないようになってから後悔するのです。

このnoteを見る後輩の皆様にはそうなって欲しくない。
そして航大生の40%以上が大手航空会社に就職できている理由。
108名に増えた航空大学校の定員について。
今後の予測。

全て書きます。


この記事は決してクリーンな内容ではなく、そのため私のブログに書く訳にはいかないしリテラシーの低い人に広まっては変な誤解を与えかねません。航空大学校に迷惑をかけるわけにはいかないのです。

かといってポテンシャルのある人間が「今」パイロットの世界には求められてるにも関わらず、航空大学校の就職システムが不透明なためにその道を諦める人が多いことに危惧を感じたのでここに書くことにしました。

また最近の卒業生でもなく就職システムの実態や何が大変だったか、エアラインでは何が求められているかわかっていないのに高額な費用を取る予備校に疑問を感じたのもあります。

価格に関してはとりあえず学生でも2時間アルバイトすれば届くくらいに抑えています。後輩割引と思って下さい。

あなたの人生の決断の材料として意義のある内容になっているはずです。

航空大学校の2019年までの就職状況

まずは下の図を見てください。図は直近5年間の航空大学校の卒業生の数と就職した航空会社の表です。「割合」の欄に注目してください。


航空大学校を卒業した学生のうち

ANAに 43.1%
JALに 1.7%

が就職している!?

そうANAに卒業生の4割以上が就職してるのです。
どう思いますか?

これって凄まじくないですか?


一方でJALには2%ほどしか就職していない。
一体何故なのか疑問に思いませんか?

そしてANAとJALを合わせると卒業生の44.8%...

後で説明するので...とにかくここでは1つの事実として
今、航空大学校の学生の約半分は[大手]のエアラインに就職している。ということを認識してください。

パイロットとしての就職率98%、これが今のCAC

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