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パンの温めかた

今朝のパン。

麦の穂、という意味のパン、エピ。

エピは外側のカリッとした
こーばしいとこの割合がおおくて
(クラスト)
中のしろいとこはすくないやつ。
(クラム)

巻きこんだベーコンの塩気とおなしくらいの香ばしさがぶつかる、噛み締める系のパン。

焼きたては、外側がパリッとカリッとして
なかはふんわりなんだけど、温め直すときには全体が硬くなりがちだから....

今朝はフライパンにのせて、弱火でゆっくりとあたたまるのを待つことにした。

パンが熱くなってきたとこで、霧吹きで水をうつ。

ジュヮ‼︎とゆー音が立つのと同時に、さっと蓋をとじて、またしばらく弱火でゆるりと待つ...

待っているうちに、本を読んだり
お湯を沸かしてコーヒーをいれたり
身体をのばしたり ひねったり

クラストはかりっと、クラムがふわっとあったまったころには頭がすっかり目覚めている。

時間がかかる、とゆーのは
時間をかける、そのなかに
まだかな、という待ち遠しい気持ちがあって

こまごまと様子をみるなどして
手をかける、とゆー愛情みたいなものがあって

それでも自分の思い通りにはならないとゆー
片思いのよーなもどかしい気持ちがある。

そりゃーすぐに、ぱっと両思いになれば、そんな簡単でステキなことはなく

そしてまた、思ったとおりにただちに物事が運べば、そんな気持ちのいいことはないわけだけど

不思議なことに、
ぱっ!と変化したものは老化するのも早くて、
じっくりと変化していったものはゆっくりと下降線をたどる、ようなことが多い(ような気がする)。

例えば、レンジであっためたパンは冷めて硬くなるのがはやくて、じわじわとあっためたパンはそうでもない、みたいな話。

そうじゃない事例もたーくさんあるんだろうけど、自分がそう感じるってことはきっと、そっのやり方が自分に合ってる、無理がないってことなんだろう。

そんなことを思いながら、エピをちぎって口に運び、熱いコーヒーをすすった。


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