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コンセプト

定期的にかつ気まぐれに、芸術について(主に音楽中心に)記事を書こうと思って作りました。

まあ私のメモ帳みたいなものです。

さて、本題ですが、ここまで読んでいただいた変わり者さん(誉めてる)のために少し話題を置いておきます。ではでは。挨拶がわりに。 『音楽』とはなぜ『音楽』というのか。

ちまたでよく「『音楽』とは『音』を『楽しむ』と書いて『音楽』だ」なんて言葉が飛び交っているが、本来の意味は、『楽しむ』ではなく『楽器』の『楽』から来たもの。

私がなぜこの話をしたかというと、『音楽は楽しまなきゃいけないんだ……なぜなら音『楽』だから……』という声を聞いたことがあるから。

確かに間違いではない。音楽は楽しんでこそなんぼなところもある。だがしかしそれでは音楽はただの楽しむだけの娯楽としてしか認識されないのは少し残念だと思う。

もっと言えば、そもそも『音楽』のミュージックの語源はギリシャ神話のミューズ(女神)にある。ミューズの恩恵にあずかる人間の営みを意味するギリシャ語ムーシケー(mousike)から来るのだ。

実はかなり神聖な神の領域に近い所から音楽とういうものはやってきたと考えられる。
だが私たち日本人はあまり『神様』と聞くと首を捻ってしまうだろうし、なにより胡散臭いと感じるだろう。私も宗教は疎いのでピンと来ないことが多い。ならば教会に行ってみると良い。そこでは大きなパイプオルガンがあり、あの厳かだが全てを包み込む壮大な音楽が頭上から、空から降ってくるのだ。

あの音楽を聴くと、ひとえに『音を楽しむから音楽だ』とは言えなくなる。

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