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ゾンビランドサガ 11話(ネタバレ有)

OPの効果音こんなんだっけ???激し過ぎないか?前の方が良いと思うが何か意図があっての事だろうか。

再びはねられて目覚めたシーンだが、仲間のゾンビィをそんな床に転がしとくやつがあるか?1話と同じような展開にも関わらず、観てる方からすると随分とほんわかしたシーンだった。(怯えているさくらには悪いが)のそのそと皆が布団から起き上がる様は今まで積み上げてきた信頼を感じる。愛ちゃん火かき棒覚えてたんだね……死なないとはいえ怖いものは怖いだろう。流石の顔芸と言ったところだ。

他のゾンビィたちに出会った時さくらは憔悴していた。きっと『なんで私ばっかり、本当に持ってない』と思っただろう。過去の記憶を失いゾンビィとして生まれ変わり、人一倍頑張り真剣にアイドルを目指すさくらを見ていたからこそ彼女の変わりようは驚いた。根があんなに良い子でも挫折すれば誰もがこんなに卑屈になってしまうのか、と。そこに妙なリアリティというか生々しさを感じた。

過去の記憶を思い出し、ゾンビィになってからの記憶を失ったさくらは自分を“持ってない”といったが、しかしそれは彼女が諦める事や人を見捨てる事が出来なかったからである。それは記憶を失う前も後も生前も死後も変わらない。しかも、もう一度だけ頑張ってみようと思った矢先死んでしまうなんて、こればかりは“持ってない”と言わざるを得ないだろう。そんな自分自身もが諦めてしまったさくらを幸太郎さんがただ素直に『お前は持ってないかもしれないが俺が持ってるんじゃーい‼︎』と言い切ってしまう様はとても良いな、と思った。

生前のように諦めないとか頑張るだけでただがむしゃらなだけなく、死んでからは同じ夢を志す仲間や彼がいる。皮肉な事に彼女は死んでからの方が幸せな気がするし、10話の山籠りのシーンはある意味生前のさくらに一番近くて、その上でそれを乗り越えることのできた初めての経験ではないだろうか。

まだ回収してない事が沢山ある。不老不死伝説、ゆうぎりさんのフル装備と言い、まだもう少し深く知りたい。でも1期で伝説的に終わって欲しい気持ちの方が強い。それでもやっぱり11話で終わってほしくないなと思った。

最終話、楽しみだ。

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