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トラックの荷台にかけるロープの結び方のコツと積み込む際や取り卸しで発生する事故について

トラックの荷台にかけるロープの結び方や積み込む際や取り卸しで発生する事故についてもまとめました。

ダイジェストをまとめてますので、サクッと知りたい人は読んでみてください!(この記事にかいてあること↓)
・荷台に積んだ貨物へのロープ掛け安全性についてわかる
・荷台から荷物を転落させないために3つの注意点がわかる
・荷台から荷物を落とさないためのロープの結び方がわかる
・荷台に積んだ貨物を固定するときに発生する災害についてわかる

詳しく知りたい人はこの記事をチェック


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1 トラック荷台に積んだ貨物へのロープ掛けは安全を確保するために必須!

・トラックの荷台に積み込んだ貨物には固縛が必要で、荷物にはさまざまな種類があり、大きさや重さ形状なども違ってくるため、荷台から落ちない工夫が必要

貨物が転落し事故が起こると違反になってしまう
・荷台に積んだ貨物が落下し、その貨物によって事故が起こるとトラックを運転していた方の責任になる
・違反内容は「転落積載物等防止措置義務違反」に該当、違反点数の追加と反則金が課せられる
・他の車が巻き込まれ、死亡事故にでも発展すればとても重い処分になる

トラックの荷台の貨物が破損する原因はさまざま

転倒
・特に背の高い貨物であったり、あおりが低いトラックを使用時に発生することが多く、急カーブや坂道などで起こりやすい破損
・この場合ロープによる固縛をしっかりと行うこと、あおりの低いトラックの場合は板で壁を作ったりスタンションと呼ばれる落下防止処置を行う必要がある

型くずれ
・型くずれとはすき間の多い段ボールを何段も積み込んだ際や、カゴなどをむき出しのまま積み込んだ際に起こる破損
・表面に強度がない貨物の場合、下に積んだもしくは中間に積んだ貨物の強度が弱く、形がくずれ荷くずれの原因となる
・荷くずれを起こすと、周りをロープで頑丈に固縛していても意味がない
・外箱の強度が高い貨物を下に弱い貨物を上に、すべての貨物強度が低いのであれば、多く積みすぎないなどの工夫が必要

横すべり
・横すべりとは何段も同じ組付けを行い、貨物同士の摩擦が弱くなってしまった場合に起こる破損
・急カーブなどによって発生する遠心力で貨物がずれ結果的に荷くずれを発生させてしまう
・そのため同じ大きさの貨物を高く積む場合、側面のあおりを高くしたりロープがけを工夫するなどの対策が必要

2 トラックの荷台から荷物を転落させないためには3つの注意が必要!

・トラックの荷台に積み込んだ貨物を転落させないためにロープがけは必要だが、ロープでの固縛だけでなく、その他の点でも貨物を転倒させないための注意が必要

荷物の積み方
・走行すると必ず振動が生まれるため、貨物の周りにはできるだけ空間を開けないことが大切
・高く積み込む場合、下の貨物が上の貨物の重量に耐えられるのかという点も考慮する必要がある
・同じ形であれば段ごとに組付け配列を変えるなどの工夫も必要

固定方法
・1か所だけでなく数か所固定し、車の動きを推測し固縛箇所を見極める必要がある
・貨物の形状をしかっりと見極め、どのように転落する可能性があるのかを考え固縛することが大切

運転方法
・急ブレーキや急加速をしない
・カーブを曲がるときはできるだけゆっくりと曲がる
・坂道などでスピードを出しすぎない
などの注意が必要

3 トラックの荷台から荷物を落とさないための結び方をご紹介!

・トラックで貨物を運ぶ場合は、必ずロープなどのような固縛技術が必要
・ご紹介する結び方は比較的簡単に誰でも行うことができる固縛方法

輸送結び
・滑車の原理を使用した結び方を輸送結びという
・輸送結びとは、多くの運送関係の方が使用されているロープワーク
・メリット:貨物を輸送する際にとても便利な結び方の一つで、1本のロープでしっかりと貨物を固定できる
・デメリット:張りが強すぎるため、ロープを引っ張りすぎて箱などを変形させてしまわないような注意が必要

南京結び
・固定の強度は輸送結びの方が勝る
・しかし輸送結びの場合、固縛力が強すぎて貨物を痛めてしまう可能性もあるため、強度の弱い貨物を固縛する場合、南京結びを使用するなどの工夫が必要
・重く大きな貨物で運転により動くと危険な場合、輸送結びでがっちりと固定し、強い固縛力によって型くずれしそうな貨物は、南京結びで力を調節しながら行うなど使い分けが大切

トラックに使用されるフックにはさまざまな種類がある
・埋込フック
・U字フック
・ロープフック
・グランドフック
・ロープをかけるだけのものや、輪の中に通して使用するタイプもある
・それぞれフックの使用に適した方法でロープがけを行えば、さらに安定した固縛が可能

4 トラックの荷台に積んだ貨物を固定するときに発生する災害とは?

貨物の積み卸し作業で発生する災害
・後ずさりでの事故
・あおりを固定せずに発生した事故
・足を滑らせ発生する事故
・荷台で積み卸しを行っていない人を巻き込んでの事故

・絶対に後ずさりすると後ろが確認できないので注意しましょう
・複数の人と一緒に作業をしている場合、お互いが声掛けをし安全でスムーズな作業を行うことが大切

貨物の荷締め作業で発生する災害
・滑って転落してしまった事故
・荷締め器具の不備による事故
・あおりを固定せずに発生した事故
・荷締め時にトラックが動いたために発生した事故
・保護ヘルメットを着用せずに発生した事故

・荷締め作業でも気を抜くと人身事故が発生する。
・高く貨物を積み上げた場合、高い位置での固縛が必要となる

必ず対策を行い安全な積み卸しを行いましょう。

ロープの結び方についてわかったから中古トラックを買いたいと思った方はトラック流通センターをチェックしてみてください♪

もっと細かく知りたくなった方は記事をチェック!


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