見出し画像

教えることは最強のアウトプット

私は10年ほど前にある資格試験を受けました。
1週間毎日6時間程度の講習を受けて、最終日に記述式の試験を受けるという短期集中で講習→試験を受けるというものです。

4科目あり、それぞれの合格率は70%くらいですが、全科目合格するのは、50%程度です。

講習と試験は会社の仲間の4人と受けました。
かなり需要のある人気資格だったので、みんな必死になって毎日勉強しました。



ある日、仲間のひとりにこんなことを言われました。

「とぅるーたさん、私、計算とか公式とか苦手で。お願いなんだけど、この部分教えてくれないかな?」

ちょうどその日の講習は早めに終わって、時間もあったので、カフェで一緒に復習することにしました。

高校時代に電気を学んでいたこともあり、2つ以上の公式をパズルにように組み合わせて、問題の答えを求めるのは割と慣れていました。
仲間には、式の変換や問題を解く手順などを教えました。

私が教えたおかげもあってか、彼の理解は進み、問題の解き方も少しずつ理解できている様子でした。



その翌日、一緒に勉強をした話を仲間同士で話していたら、「みんなで一緒に勉強しよう!」という話になり、その日からほぼ毎日、講習が終わった後は近くのファミレスで合同勉強会をすることになりました。

正直私は人に教えている余裕はなく、4科目のうち、苦手な1科目の勉強をしたいのが本音でした。
でも、仲間が困っているということ、一緒に勉強すると、ひとりでやるよりも楽しく、気も紛れたので勉強会では自分の得意科目を仲間に教えるようにしていました。

そして、試験当日。
やはり、苦手な1科目は全然解けない。半分解けていれば良い方でした。
「4科目のうち、3科目受かっていればいい方だな」と諦めムードで試験会場を後にしました。


そして、約2か月後の合格発表の日。
ドキドキしながら、自分の受験番号を会社のPCに打ち込みます。
すると出てきた文字は

『合 格』の二文字でした。

「えっ!やった!全科目受かってる!」

自分の合格はとても嬉しかったですが、仲間も私が教えた科目は全員科目合格し、その翌年には再受験して全員資格を取得することができました。

私は、人に教えたことで自分の理解も進み、資格試験の合格を果たしました。そして、何より自分が教えた成果が出たのが嬉しかった。


今の時代は、Zoomなどのオンライン会議ツールを使ってPCさえあれば誰でもどこにいても講師になることができます。

「自分には教えるものがない」とか「自分には無理」という人がいると思いますが、特別な資格や能力がなくても、あなたが経験したことであれば、なんでも大丈夫。

人は何かを新たにはじめるとき、高いハードルが立ちはだかります。
経験をしたことがある人から話を聞くだけでも、新たに始めるハードルはぐっと下がります。

2月19日(土)に精神科医で作家の樺沢紫苑先生主宰のコミュニティでオンラインセミナーの講師になるための講座が開催されます。

こちらのセミナーはオンラインでも、オフラインでも、後日動画視聴でも参加可能です。

講義の内容としては以下のような内容です。

・初めてのオンラインセミナーでの伝え方・話し方
・人気セミナー講師の話し方の特徴
・伝わる話し方3つのポイント
・聞きやすい発声法
・カメラに向かって自然に話す極意
・オンラインセミナーで話すために日ごろからすべき3つの習慣


人に何かを教えるスキルを持っている人でも、オンラインでの講義の手法を学ぶことによって、参加人数を10倍にも100倍にもすることができます。

一緒に学んで成長していきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?