見出し画像

細分化することの大切さ

こんにちは、年間36万文字を書く会社員 とぅるーたです。
お読みいただき、ありがとうございます。
今回は「細分化」について私の仕事のエピソードをふまえて書いていきたいと思います。


異動して大きな仕事を任された!

20代半ばのころ、私は職場が異動となり、電気部門の責任者として神奈川県内の総合病院で設備管理の仕事をしていました。

「設備管理」の仕事というのは、建物が正常に機能するよう、電気、空調、給排水、消防など、あらゆる設備の点検、修理をする仕事です。

異動して間もない時期に大掛かりな仕事を任されました。
読者のみなさんのお宅やお仕事先でも電気の「コンセント」はいくつかはあると思います。

少々難しいお話をしますが、コンセントには「分電盤」という電気の配線やスイッチ(ブレーカー)が集合した箱から電気が送られてきています。
ご家庭でも、電気を使いすぎたりしててブレーカーが飛んでしまったときに触りに行く、あの箱です。

大きな建物になればなるほど、この「分電盤」の数もスイッチや配線の数も多くなります。

そして、建物ではご家庭以上にブレーカーが飛んでしまう頻度が多く、ましてや病院は、電気が止まってしまった時のリスクは大きく、速やかな復旧が望まれます。

ブレーカーが飛んでしまった場合、図面を持って、現地に行って、どの分電盤のどのスイッチから来ているのか、いちいち調べて復旧していました。
慣れていないと1時間くらい電気が使えない状態になるのです。

この問題の解決策として、コンセントへのラベリングをしようということになりました。
コンセント自体にどの分電盤のどのスイッチから来ているのかをラベルシールで表示するのです。それによって、図面を使って確認しなくても早期復旧が可能となります。


終わりの見えない仕事にうんざり

7階建ての病院、分電盤の数も30は越えます。
コンセントの数は単純計算をしても数千個。
終わりが見えない仕事に私はうんざりしていました。

うんざり、落ち込んでいる私を見て、上司がアドバイスをしてくれました。

「色ペンで区切って、細分化してやってみたらいいんじゃないかな」

実際にやってみると、進捗が見えるので、達成感がありました。

また、部屋によっては入れる曜日や時間帯が異なるので、細分化したことでスケジュールを立てやすくなりました。また、細かく分けることで手の空いている人に依頼をして手伝ってもらうことにより、進みも早くなりました。

細分化をしたことにより、スムーズに仕事が進み、予定より早く仕事を終わらせることができました。


細分化するとうまくいく

仕事を進めていくうえで、細分化はやってもやらなくてもよい工程です。
しかし、細分化することによってより効率的に仕事ができるようになる。
そのことを20代で学ぶことができました。

効率的に仕事ができるようになれば、無駄な残業も減り、プライベートの時間を楽しめます。

最初は少し面倒ですが、その面倒を買ってでもやったほうが、後工程でかなり楽になります。

もし、終わりの見えない仕事でうんざりすることがあれば、一度立ち止まってみて、細分化できる部分はないか、考えてみてはいかがでしょうか。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?