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タイム理論派へのメッセージ

持時計の呪縛にしばられるな!

競馬がレースである以上、その能力の指針となる「タイム」(持時計)は重要なデーターであることは否定しない。

しかし思考が過去レースにおける持タイムに縛られることが、結果を想定する上で大きな障害になる場合も。

持時計の呪縛にしばられるな!が私からの皆さんへのメッセージです。

呪縛11


自身が最初に競馬のタイムというものに疑問を抱いたのは、
未勝利戦等で、タイムオーバーを繰り返していた馬が突然と勝ち負けを争うレースをを経験した時だった。

勿論無印扱いで馬券的には到底買える要素は、微塵すら無いノーマークの存在!

「なんじゃいな?これは?」

持タイムの考え方からは拾える要素は一切浮上して来ない、、
こういうのは皆さんも経験者かと。

上記に対しての私の考えは後述します。

前走がレコードであって、しかも当該レースが、同じ距離、同じ負担重量である場合等は、凄く誘惑的です。
連勝も当然ありますが、私に言わせれば、非常に危険な馬から馬券を買う光景に映ります。
理由は既に他稿で述べた

「ガラスの脚」(M・デムーロが干されている!?)

内容に係わりますが、サラブレットの虚弱体質、「ガラスの脚」
激走の後の反動が直に抜け切らないのもサラブレットなのです。

まして前走がレコード駆けとなると、軸馬は絶対に他の馬からの検証が必要であると考えます。凡走を視野にです。

また、無印馬が1、2着の激走を演じた場合も同様の考え方で臨むべき。
次走はその好走のせいで、そこそこの人気になりますが、逆に不発の可能性が高まります。但し、この場合、例外も。

それは重賞で2桁人気で好走し、次走もの場合で、これはJRA競馬構造の青写真に組み込まれた馬なのでしょうか、前走の走りがフロックでないことを示したいのか、連続して好走するケース。
こういう馬は大体が出世コースに乗ったみたいで、以降も活躍します。


多くの方々が馬の走破タイムや瞬発力等を数値化して他馬と比較しますが、ここで注意して欲しいのは、平均値を見るために数値を平準化すると、落とし穴に嵌ることもということ。

何故ならこれはまた別稿で述べたいと思いますが、自身はあまり平準化した数値は信用していません。平準化数値は他馬との比較が容易になりますが、
その数値の中には、レースをしていない場合の内容も結構含まれるからです。

ベストパフォーマンスをした時のイメージで十分!

私が奨めるデータとは、「該当馬がベストレースをした時のレースイメージ」、これだけで十分です。
1頭につき一つの最高のパフォーマンスを演じたレースイメージを頭に焼き付けて下さい(近走成績にダマサれないように!)。

要は、当該レースにおいて、該当馬が当時のベストパフォーマンスのデキにあるのか?
またレースをする気があるのか?の点に尽きます。

能力を見せたレースイメージで、当該レースで通用すると判断できれば、迷わず買いでいいでしょう。
陣営が煙幕を張った弱気なコメントを発していても、騙されてはいけない、
人気に拘わらず狙える馬に変身します。

但し、インプットしたイメージは、成長度や年齢的な衰えによる多少の修正は必要。

冒頭の「タイムオーバー」馬についてですが、「未勝利戦」等の実戦経験の浅い馬達のレースでよく出現します。
何故タメゴローの急変した走りが出来たのか。
それは前走までが、レースをしていない範疇に入る訳で、馬に「実戦でレースを覚えさせる段階」であったり、馬自身がレースにおいても「まだ子供で遊んでいた」等の理由が挙げられます。

こういう馬達は共通して、2桁の着順しか無い訳で、まだその能力は未知数の保留扱いとすべき馬達です。
「チョット本気見せの走り」が連対!ここで初めてこの馬にチェックを入れれば良いかと。

因みに自身は新馬・未勝利のレースや障害戦は、現在解析レース対象からは除外しています。

あなたの競争馬に対する、持タイムの考え方・意識を少しは変えてあげれたらと。(競馬雑記、了)


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