noteハイノートトップ3章

3-1.音のツボについて1『トランペット ハイノート本 ~美しい High Bbで奏でるために~(仮)』

第2章までは音域変化よりも前の段階、トランペットからなぜ音が出て、そしてなぜ音域が変化するのか、その原理をお話してまいりました。

一番基礎中の基礎である歯車がきちんとはたらくことによりこれから先の具体的なハイノートへの音域変化も実現できるわけですから、ここまでの記事を確認しつつ、丁寧に進めてください。

それでは、第3章は「実践編 1」へ入ります。


音のツボとは

「音のセンター」と呼ぶ場合もあるようですが、僕はいつも「音のツボ」と言っています。

音のツボ。トランペットの世界では昔から使われていますし、きっと一度くらいは耳にしたことがあるかと思います。
しかし、音のツボは楽器屋さんにもAmazonにも売っていませんし、そもそも目に見えるものではないので、どうしても明確なイメージを持つことが難しいものです。

ここから先は

3,388字 / 5画像

¥ 200

荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。