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ワーキングメモリーとは?

こんにちは。ゆたか丸です。
今回は発達に特性があるお子さまを支援する際によく耳にするワーキングメモリーについてご紹介します。

ワーキングメモリーを指導に活かす4つの視点!

一口にワーキングメモリーと言っても実は一つの要素で成り立っているのではなく、 言語的短期記憶と視空間的短期記憶、中央実行系の3つによって成り立っています。 こちらについて詳しくお知りになりたい方は以下のサイトをご覧ください。

ちなみにWISC-Ⅳのワーキングメモリーの項目が意味しているものはこちらとは構成が異なるので注意が必要です。

言語的短期記憶と視空間的短期記憶はそれぞれ中央実行系と結びつくことで言語性ワーキングメモリー視空間性ワーキングメモリーと呼ばれ、言語的短期記憶視空間的短期記憶を合わせたこの4つがワーキングメモリーを指導に活かす際の視点になります。

● 言語的短期記憶 …音声情報の記憶
● 言語性ワーキングメモリー …音声情報を記憶しながら考える
● 視空間的短期記憶 …視空間情報の記憶
● 視空間性ワーキングメモリー …視空間情報を記憶しながら考える

この4つがどのように学習に影響するのかをご説明したのが以下の図になります。

今回は国語と算数に絞って代表的な例を挙げてみました。このように見てみると「漢字が苦手」なお子さまでも読みが苦手なのか、書きが苦手なのかでサポートの方法が変わってくることがわかると思います。

この他にも体育や家庭科、日常の学校生活などにもこの4つは関わってきます。お子さまが困っている際にはぜひこの4つの視点を参考に困り感の詳細とサポートの方法を考えてみてくださいね。お読みくださりありがとうございました。

発達障害のお子さまの指導をする中で役に立った教材や使い方、指導方法の他、新規事業の企画の方法や資金調達などについて書いています。よろしければサポート頂けたら嬉しいです。