第1回千葉県消防団活性化検討会議事録を読み意見した

千葉県で消防団活性化検討会が始まりました。

が、議事録を読めば読むほど期待できない空気感です。

なのでちょいと意見することに。
以下が送った意見です。

■アンケートの不適切な集計について
アンケートの「問2-(2)操法大会の開催についてどう思いますか」という設問において
・毎年の開催は不要12.2%
・出場したい人だけが参加すればよい32.5%
という結果であるが、
資料3-2、スライドNo,3の中でこの2つの数値を足して「消防操法大会について全体として
開催方法の見直しを行い、大会を継続が44.7%となった」としているが誤解を招くように思う。
「出場したい人だけが参加すればよい」とは大会とは距離を置きたい意見グループと考えるのが
妥当であり、条件変更次第で大会を継続してよいとは考えていないはずである。再考し訂正を望む。
■検討会構成委員の不見識その1 ポンプ操法と操法大会の混同
「(消防操法の基準(昭和47年消防庁告示2)にある)ポンプ操法は消火のための基本動作である」
という意見と
「(消防操法大会 操法実施要領や操法審査要領に従った)ポンプ操法大会は消防技術の向上及び
士気高揚を目的としている」
という話は全く別なものであり混同して議論すべきではない。
「大会は実践的ではない」というアンケートの意見はこの2つの異なった性質によるものである。
議事録では構成委員である複数の消防団長が「ポンプ操法は基本動作である=大会が必要」
と発言している他、消防学校副校長までがポンプ操法と操法大会とを混同して発言しており、
8500名の声であるアンケート結果に沿っていない極めて雑な論点のぼやけた議論になっている。
各構成員へ基礎としての操法と披露のための大会を別けて発言するよう求めていただきたい。
■検討会構成員の不見識その2 委員がアンケート結果を直視していない
多くの団員が消防団の活動内容に不満を抱いているのは明白で、半数はやりがいが無いという結果は、
消防行政及び消防団長をはじめ運営している自治体が団員が抱く問題に耳を傾けず長年放置したから
ではないか。アンケートの結果は消防行政への低い評価と言えるが、議事録に載っている委員各位の
発言は団員の不満などまるで他人事のようである。
このままでは団員一番の不満である操法大会の回数を減らす程度の結論に落ち着くのは明白であり、
これでは問題の先送りとならないか。
例えば数年後に同じアンケートを行い数値が大幅に改善されないとすれば検討会の意味は無い。
目先の投薬治療ではなく病巣の根治を目指すべきである。

2023/12/18に送信した意見

少しでも住みやすい街になるように願って


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