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342位:ビートルズ『Let It Be』(1970年)|【ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選(2020年改訂版)】

このnoteでは、2020年に8年ぶりに改訂された『ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選』のレビューを翻訳しています。本日はこちらのアルバムです。

342位:ビートルズ『Let It Be』(1970年)

<レビュー翻訳>

  『Let It Be』は、世界で最も有名なポップ・グループが自らと戦っている音である。ジョン・レノンは彼の最も皮肉的な時期にあり、ジョージ・ハリスンの「I Me Mine」は自尊心の罪に関する曲だ。ポール・マッカートニーのみが集中しているように聴こえるが、彼の書いたタイトル曲は自身の困難を乗り越えるための個人的なマントラのようである。当初のコンセプトは1969年1月に開始されたスタジオでのライヴ・アルバムと映画であったが、ビートルズは疲弊によりこのプロジェクトを放棄し『Abbey Road』を制作した。のちにフィル・スペクターは本作のテープに再び着手し、「Across the Universe」や「The Long and Winding Road」といったバラードを、より感動的なものに仕上げた。
(翻訳:s.tsujimoto、 原文へはこちらから)

<ランキング比較>

参考として、この500枚のリストで「このアーティストの作品が何枚ランクインしたか」と、前回版(2012年版)とのランキングの比較についても調べ、以下にまとめています。

【2020年度版】
『Let It Be』の順位:343位
ビートルズのランクイン枚数:9枚(本作以外は、266位『Help!』、263位『Hard Days Night』、197位『Meet the Beatles!』、35位『Rubber Soul 』、29位『The Beatles (White Album)』、24位『Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band』、11位『 Revolver』、5位『Abbey Road』)

【2012年度版】(前回版
『Let It Be』の順位:392位
ビートルズのランクイン枚数:10枚(本作以外は、331位『Help!』、307位『Hard Days Night』、53位『Meet The Beatles』、39位『Please Please Me』、14位『Abbey Road』、10位『The Beatles (White Album)』、5位『Rubber Soul 』、3位『 Revolver』、1位『Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band』)


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