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12週目_やること探し、活動相手探し

ようやく街の中も年始の休みモードとは変わり、日常生活に戻ってきて、カウンターパートにも会うことができました。同僚たちもちらほらと。去年、会ったこともない同僚もいたりして不思議な感覚。

今週から定例の活動は繫茂期のためお休み。
ボランティア活動が住民の生活に必須ではないことも現われでもあってしまう。でも今の事実はそう。
ということで、今週は、活動内容の整理(私ができることは何か)や、他の活動候補地への打診をしました。色々やりたいことはあるけど相手ありきだから、その人たちのペースに合わせて焦らないことに決めていた。でも、改めて、国際協力の本を読んだりすると、こういうことを忘れてしまっていたにも気づいてインプットの時間はやっぱり必要だなと。
その間に、同僚と他愛もない会話や折り紙など。特に女性には折り紙好評!
水曜日は2次隊が任地に配属され、昼食をご一緒に。調整員さんから、農家周りの提案をいただく。当初、その予定にしていたのだけど、この坂ばかりの土地、暑さ、言葉、そして、私の性格。色々な理由をこじつけ、のびのびに。少しずつ、言葉もなんとなくわかるようになってきたし、最近、涼しいし、考えてみようと思い始めた。

マダガスカルで牛タンを初めていただいた。
他にも豚の耳の料理もよく目にする

土曜日は安定の日本語レッスン。3週間空いたのに2人とも日本語覚えていることに感動。若いからか熱心だからか。

ひらがなをきれいにノートに書いてくれている。


午後は、Faraからパオ(パン)を習いたいと言われていたので、16時から開始。本当は、他に日本料理も一緒に作ってfety(年始パーティ)でもしたかったんだけど、作りたい食材がなく来週に持ち越し。でも、パンだけでもかなり時間かかったし、停電になったから結局はよかった。作っている途中、心配なことがあったけど、Faraのパオも美味しくできたので一安心。こちらの人は夜はそんなに食べないらしく小さなパンで夕食は終わり。その後は1か月ぶりのZoom同期会。1か月の間でもそれぞれの生活に変化があり面白いもんだ。

一次発酵
寒かったので炭の近くで二次発酵
停電の中、ようやくできたFaraのパン
膨らみは足りなかったけど
味は美味しかったらしい。
Fara持参のきなこ(soja masaka)と期限切れのあんこで、あんぱんも。好評だった!

日曜日、連日の長雨のせいか、今日も涼しい朝。
今日は久しぶりに魚を買いに行き、唐揚げ。あと、大豆を煎り豆にした。
午後は、教会グループの集まり(vokovokomanga)。私が去年参加した教会やコミューンでの踊りはこのグループによるものだったのだ。ようやく繋がった。私もグループの所属になり、1か月に1度の会議に参加させてもらえることになったらしい。fety ny tratra ny taona(年始のお祝いパーティ)が2月にあるらしく楽しみだ!ただ、このグループ。禁煙と非飲酒活動を目的にしているので、お酒をたしなむ私としては少し困った・・。

今月誕生した子供へのお祝い
と亡くなった方への弔いの言葉の時間も

平日より土日のほうが書くことがある状態。うーん、
自分でどうにでもすることができるこの生活。
少し気を緩めるとだらけてしまう私。
時間に限りがある貴重な日々。
少し、英気も養えたし、一歩進んでみようかな。。

今週読んだ本
・「マダガスカルの風」鈴木正行
 マダガスカルの旅行記。1995年7月の風景の様子が行動の分単位で書かれている変わった本。まさに地図の記録本。その国にいる身だから一気に読む。今とほとんど変わらない景色、生活様式に気がつく。GDPがほとんど変わらないので頭では分かってはいたけど、やっぱり少しは変わってほしかった。
この著者のタイトル「子どもの笑顔の素敵な国を歩く」に彼の愛情を感じた。
また、あとがきにあった「マダガスカルは他のいかなる世界にも属さない、昔ながらの特異な個性を保ち続けている独自の世界である。」の部分(「マダガスカル」ユベール・デジャン)
この国での生活に慣れつつあった中で出会ったこの本。
この文章に会わなかったら考えることはなかったかもしれないけど本当にそうだなと。彼らは、フランス領になったことはあっても、それに圧倒されていない。個々人が誇り高く生きているように見えていたのは確か。彼らはとても意識や精神性が高いと思う。この特異で唯一無二の国の文化や習慣、国民性をもっと知りたいと思った。

・「世界の99%を貧困にする経済」ジョセフ E スティグリッツ
ようやく読破。1~2か月くらいかかってしまった、ほとんど理解していない(笑)。アメリカは、格差が開き、所得上位1%が全所得の30~40%(不正確)を所有している。それは、政治が経済と密接に繋がっていて、規制や法律などのシステムによって統制されているためである。私たちは、需要と供給は自動的にバランスが取られ経済は廻っていると習ったがそうではない。資本主義、市場経済は、現実社会では、理論通りではないということ(名前に踊らされてはいけない)。リーマンショック時の政府による銀行への融資方針は、結局、銀行の上層部だけが潤ったことなどが事例。コロナ禍で私たちは気が付いたけどメディアの報道しかり。日本では選挙率が低いけど、正しい政治家を選ばないと、たとえば、輸入規制緩和などの対応で自分たちの生活が危うくなる可能性を秘めている。なんでも任せっぱなしはいけない、賢くならないと。

・「紙の月」角田光代
 この人の本は、人間の隙間をつくというか1つ間違えば、誰にでも起こりそうがことが多い。彼女は気持ちに対する観察力が鋭いのだろう。
1億円の横領事件。お金で欲しい物を与えることで人を縛り付けようとした話。1度、間違いを犯してしまうともう元には戻れなくなってしまう。ある意味、怖い慣れの話。

今週から学校開始
マンゴー取りのため高く登る子供達
お菓子の個装詰め
蜂蜜売り?
蜂の巣を持ち歩いてた


果物の名前を教えるために、お孫さんが近くの木から張達してくれてたパッションフルーツ。マダガスカル語でgalana

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