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なぜ博報堂キースリーの社長に転じたのか

何度かのクリプトの冬を経た後、10年後か20年後の世の中では不動産の登記簿謄本とか飛行機チケットとか卒業証明書とか履歴書とかマイナンバー情報とか、全てが当たり前のようにブロックチェーンに乗っていると思います。

重松俊範と申します。6歳、4歳、1歳のパパです。少なく見積もってもあと20年ちょっとは働かないといけない44歳です。一番好きなNFTプロジェクトはNOT A HOTELです。

過去には読売広告社の上海支社長として12年駐在したこともあります。今では中国語は相当下手にはなったものの、まだビジネスレベルではあると思います。

宣伝会議にてこんな奮闘記も書かせていただきました(2012年)

日本に帰ってきて初めての転職でいきなり電通に正社員で入れてもらい(希少らしい)、国際局で働いていた時には中国語だけでは不便なシーンもあり、夏休みプチ留学をして一夜漬けでTOEIC855点になったこともあります。半年後に何故か700点台に下がりましたがその成績証明書は破り捨てました。いまでも苦手意識がありますが、簡単な会議や会食くらいは英語でできると思います。

ドローンにハマってスクールに通って民間ライセンス取ったり、レースのコミュニティに属したりもしました。時間内に完走したことすら無いですが、一応ゴーグルつけてヨチヨチ飛ばすことはできるようになりました。

また、2013年頃からVRやAR、いまで言うメタバースに近いこともクライアント案件としていくつもやりました。VRバイク試乗とかARアプリとか。直近ではソニー関連会社で取締役としてVRイベントの事業責任者をやっていたくらい、結構ドップリハマっていました。

2013年 中国ポカリのボトルでAR案件
2020年から展開したバーチャル展示会

しかし、この2年間自分で調べているうちにブロックチェーンは暗号資産だけではなく、これからの世の中を根本から変える技術ではないか、と思うようになりました。中国よりインバウンドビジネスよりドローンよりVR/ARより、もっとインパクトがあり、残りのビジネスマン人生を賭けるに値するのでは?と。

ちなみにキッカケはグループ会社で働いていた当時19歳の男子とのランチ。探し物を見つけてあげた縁ですることになったランチ中、ずーーーっとNFTとかSTOとかICOとか言ってて全く听不懂(聞いても分からない)。そこから調べるようになりました。人は意外な人に人生を変えられるんだなぁと思います。そういえばVRも仲の良いエンジニアがフラッとオキュラスを持ってオフィスに遊びに来て、ナンジャコリャー!とブッタマゲタのが始まりでした。

さて、広告屋、非エンジニア、44歳でこちらの業界への移籍は相当勇気もいるのですが、ここでweb3業界に飛び込むほうが自分の人生として相対的にリスクは低く、この先の20年間、世の中の役に立ち続けられる、と強く思いました。前職も大変楽しくやらせていただいていたので心苦しいのですが、やはりこのビッグウェーブに乗るしかない、と。ちゃんと仕事をして、子供たちが望むならば大学にも行かせてやりたいですし。

そんなわけで、私が今月からビジネスマン人生を掛けて取り組む博報堂キースリーは、クライアントやIPホルダー、渡辺創太率いるAstarチームと共に、20年後(仮)のweb3が社会実装された世の中を一緒に作っていく会社です。ブロックチェーンの技術を使いながら、生活者の暮らしが豊かになるお手伝いをします。当面の手段としては、ハッカソンやワークショップなどから企業と共に動き出し、最終的には事業やプロモーションやコミュニティを一緒に作っていけるような会社になりたいと思っています。もちろん日本だけでなく海外でも。

博報堂という大企業の名前はついていますが、本当に数人で立ち上げたばかりです。皆様の応援をどうぞよろしくお願い致します。

※会社の公式見解ではなく、あくまで個人的な意見です。

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