流れて行かない流れ橋(リライト)

画像1 撤去されたものも多くあり、昔より少なくなってきましたが、高知の川には沈下橋と言う橋が幾つか残っています。今ではかなり名が売れてきた沈下橋ですが、その原型では無いかと言われている、流れ橋と言う橋があります。
画像2 橋と言うにはちょっと危うい小さな橋ですが、この橋がある地域では、川の向こうとこちらを行き来する、重要な役割を果たしています。真っ直ぐな橋の様ですが...
画像3 上から見るとこんな風になっていて、真っ直ぐ歩いていると、川に落ちます😅!一直線で無いので、渡るには少しどきどきします。今は水量が少なくて、こけても多分自力で何とかなりますが、増水した時には、勇気を通り越した気合いが必要な橋です。
画像4 この橋、土台は石とコンクリートですが、橋は木でできていて、丸太橋の親戚みたいな橋です。幅約60センチ、厚さ30センチ、長さ9メートルの木の板3つでできています。
画像5 木ですので、大雨で橋が水面下に沈下した時には、流れて行ってしまいます....が、この橋は、板の片方がワイヤーで橋桁となる部分に繋がれており、一度川下に向かって流れ出しはしますが、行ってしまう事はありません😄!良く考えてあります。
画像6 こんな橋が、昔はあちらこちらにかかっていましたが、今は殆ど見る事が無くなりました。ここは、津野町と言う所の四万十川源流付近にある、早瀬の一本橋と言う橋で、良く手入れされ、現役で残っています。沈下橋を見るのであれば、ここも是非訪れて欲しい橋です。それにしても綺麗な水の流れ... #写真 #photo #高知家 #川
画像7 2018年10月初旬の一本橋!9月の台風と雨で増水して、橋桁のみになった状態。
画像8 橋は、向こう岸とこちらの岸に流れずに残ってる。
画像9 向こう岸に渡るには、水嵩が下がって橋が橋桁に戻るまで、遠くの抜粋橋を利用するしか無い! 川の流れと共にある生活。不便ではあるが、ある意味豊かで贅沢な暮らし!
画像10 すぐ近くに立派な抜水橋がありますので、もう使われなくなったのかもしれませんが、これは、多分橋の橋脚が残っているのではないかと思います。(同じ津野町内の新荘川上流)

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