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下手の横好きゲーマー

小さい頃からゲームが好きだった。ポケモン、カービィのエアライド、ドラクエ、ファイナルファンタジー、civilization、fallout4。小さころから今まで、結構色々やった記憶があるし、自分はゲームが下手ではないと思っていた。ところが、大学生になりハースストーンをやって初めてゲームが下手な部類だとわかった。

ハースストーンはオンライン対戦カードゲームだ。RNG(なんの略か忘れた)という運要素もあり、常に期待値の高い選択を行えるプロのポーカープレイヤーが大会に出ていたりした。そういうゲームなので一試合だけなら下手くそが上級者に勝てることはある。ただ何試合かプレイすると力量がはっきりとしてくる。

だから、このゲームはたくさん試合をこなしてちょっとずつ、ちょっとずつランクをあげないといけない。まず俺は試合数がこなせなかった。すぐ疲れる。ちょっと負けが込むと一生負け続ける気がして怖くなる。

それでも結構長いことやり続けた。多分3年くらいやった気がする。最高ランクは5で、それでも2回くらいしかいけなかった。ランクは実質的に20から1、1以上はレジェンドとなる。5は大したことない。

今にして思えば、一緒に始めたうまいやつとの違いは「長時間淡々とこなせるかどうか」だった。もちろん情報収集やメタの理解も大切だが、それ以上に長い時間淡々とやることが大切だった。次は勝つかもしれないし負けるかもしれない。少なくとも俺みたいにやる前から負けることを考えたりせず次の対戦相手の前に座る。この姿勢がなにより重要。

apex legendsというfpsゲームの2019年のプレイ時間が700時間だった。かなりやった。長時間淡々とこなせてる!でも弱い。普通に弱い。結局俺はただ単にゲームが下手なのだ。

とはいえ所詮ゲームである。みんな勉強、仕事、学校、資格、育児など様々な制約の中で時間を生み出してやってるものであり、うまいやつも下手なやつもいる。だがオンラインゲームでは性質上すべてのプレーヤーはヒエラルキーの中に組み込まれる。息抜きでやってると雑魚扱いされてしまう過酷な世界である。どこまで行っても上には上がいるし、現実でもそんなこと嫌というほど思い知らされるのにゲームの中でも同じことが起きると少ししんどい。

それでも今日もapexをした。ゲームの中でさえ他人との比べ合いなんか疲れるよな、みたいな文章を書いておきながら。諦めてるけど辞めるほどではないって感覚が丸っきり人生と同じだ。せめてゲームでくらいもう少しいい目をみたいと思いながら今日もコントローラーを握る。

直近でやったゲームの中ではundertaleが一番よかったです。

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