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呪術廻戦考察確認 九十九由基の"呪力からの脱却"内容予想

この記事では、最近呪術廻戦を読み始めた人が考察に参加出来るように、疑問点や仮説、情報を書き並べます。そのためネタバレを含みますので、まだ読んでない人や自分で考えたい人は注意してください。この記事は週刊少年ジャンプ2021年8号までの情報で書かれています。

今週号にて九十九由基と偽夏油の目的について語られました。九十九由基は"呪力からの脱却"を唱え、偽夏油は"呪力の最適化"を追究しているようです。

九十九由基が元々考えていた呪霊のいない世界の実現方法は
・全人類から呪力をなくす
・全人類を術師にする
この二つでした。

九十九由基は前者を選びこれを"呪力からの脱却"と呼びました。伏黒父がその具体例になります。まずはこれについて考えていきます。

小説に登場したホームレスの老人は魂の代謝たる感情の起伏がほぼない人物でした。全人類が彼のようになれば負の感情=呪力が漏れ出ることはなく、世界から呪霊は消えるでしょうが、九十九由基はそのような方法を採らないと思うのでこれではないでしょう。

よって感情を持ちながらも呪力を体外に漏らさない人間を作ることになります。伏黒父も超人的な身体能力を除けば普通の人間だったので、これが九十九由基の目指す正解になります。

感情を持ちながらも呪力を体外に漏らさない人間とはどんな身体の仕組みになっているのか。

ここで一つ思い出して欲しいのが、オガミ婆の降霊術です。彼女は降霊術で伏黒父の肉体の情報を孫に降ろしました。その結果孫の魂は伏黒父の肉体に負け乗っ取られてしまいました。そう彼女は判断しましたが、本当にそうなのでしょうか。

私は「魂が肉体に負けた」のではなく「魂が魂と肉体に負けた」のだと考えています。

伏黒父の超人的な肉体の仕組みは魂と肉体の完全な一体化にあると推測しています。根拠は夏油対伏黒父で伏黒父が情報開示をしているときに、夏油が「術師と同じように情報の開示が能力の底上げになる」と言っていたことです。

呪力を持たないはずなのに情報開示で強化されるのは何だか不自然です。ならば呪力を生み出すそばから常に身体強化のために消費され続けていたらどうでしょう。呪力は実質的に0ですが身体能力は超人です。

これを可能にしているのが魂と肉体の完全な一体化ではないでしょうか。完全な一体化をすれば魂の代謝たる感情・呪力は漏れ出ることもなく、そして余すことなく身体能力の強化に使えます。

孫の魂は肉体に負けたのではなく、魂と肉体が一体化しているものに負けたのです。

この一体化こそが九十九由基の目指す"呪力からの脱却"の正体だと私は推測しています。

非術師は魂と肉体が完全に一体化していない、器に穴があるがために魂の代謝たる感情=呪いを漏らしてしまいます。

術師にも穴はありますが、呪力をコントロール術を持っているために漏れることはありません。

そして完全な一体化は器から穴をなくすことで呪力の漏洩を防ぎます。

ちなみに全人類が完全な一体化を果たしたところで全員が伏黒父のようになるとは思っていません。あくまで彼は優れた術師の家系である禪院家の人間です。

優れた術師の素質を持ちながらも完全な一体化によって呪力が常に身体強化に使われているが故の超人的な身体能力です。完全な一体化は呪力を効率よく作れない非術師にはほぼ影響はないでしょう。

以上でこの記事を終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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