見出し画像

コーチングを通じたToDoリストの不思議 「やらされ感ゼロ」(#54)

コーアクティブ・コーチ仲間のてっちゃんが、 #CoActiveアドベントカレンダー で呼びかけてくれていたので、「面白そう!!」と思い記事を書いてみます。

と手を挙げて「やるよ!!」と宣言したものの、何を書けば良いんだろう・・・?
そして当日が来てしまった・・・何か書きたいけど、、どうしよう!?
という気持ちを、コーチングに絡めて少し深くもぐってみたいと思います。


ToDoリスト。「やらされ感が、あるか、ないか」

誰もが大なり小なり、いわゆるToDoリストに向き合うのではないでしょうか。
それが表形式であれ、メモであれ、やることが期限とともに書かれていたりする。
仕事の打ち合わせのたびに増えていく、という方もいらっしゃるでしょう。
師走の入口に立ち、秋口に「そっすね、年内には〜」なんて軽く口にしていたToDoリストを目の前に、いよいよ佳境を迎えている、今の私です(汗)

あれ?
このToDoには、2種類あることに気づきます。
やらされ感が、あるか、ないか。
前者は、ToDoに追われるような、どちらかといえば must の質感、
後者は、ToDoを追いかけるような、 will のような質感にも感じます。
今回のアドベントカレンダーは、後者。
(おことわり:優先度とやらされ感の有無は、おのおの切り離して捉えて然るべきと思っていますし、あくまでも僕の感覚です)


コーチングを通じたToDoの不思議

最近、コーチングを通じて感じることのひとつに、
「コーチングから生まれるToDoには、やらされ感がないのでは」
ということがあります。

コーチングは、クライアントの気持ちを整理する場、話してスッキリする場ではありません。
コーチングは、定期的なコーチとの1対1の対話(セッションと呼びます)も大事ですが、セッションとセッションの間、まさにクライアントの人生本番舞台こそが大事です。
だからこそ、セッションの中で「次のセッションまでに、何を試してみたい?やりたい?」という話をします。
そしてイメージを膨らませ、コーチとしてクライアントを信じ、全力で背中を押し、「今のあなたならできるよ!!」と全力で励まします。

コーチとしての関わりを通じて、マイクライアントから「やったよー、見て見て」と写真を貰えることが多くあります。
その写真の向こう側に、マイクライアントの誇らしげな様子が目に浮かび、本当に心からその人の大きさに震えます。
まさにコーチ冥利に尽きる瞬間です。

また、僕自身がコーチングを受ける時も、マイコーチから、挑戦的なToDoをもらうこともあります。
「いやいや、無理無理ーー!」って声も出かかりますが、
「やりたい」「いや、それはやらないが、自分はこれをやりたい」って、湧いてくるんです。
それは、決してマイコーチとの約束ではなく、自分自身への約束にも感じます。

そう、コーチングから生まれるToDoには、やらされ感が無く、自分が追いかけにいっている感覚があります。


その答えは、「純粋意欲」にヒントあり?

その違いはどこから生まれるのか。
CTIジャパン創設者・榎本英剛さんが著された「本当の仕事」で描かれている、「純粋意欲」にヒントがありそうです。

自分の奥底から湧いてくるような「これがやりたい」という気持ちのことを「純粋意欲」と呼んでいます。(中略)
なぜだかわからないけれども、とにかくそれがやりたい。他人がなんと言おうとも、それがやりたい。そういうのが純粋意欲です。何か別の目的を達成するための手段として、それをやろうとするのではなく、それをやること自体がすでに目的になっているような意欲です。

「本当の仕事」 榎本英剛著 p.84

湧き水が止まらないような意欲にも感じます。

日常の常識的な何か、あるいは、無意識的な何かが、重たいマンホールのように、その湧き水に蓋をしていることだってありうる。

コーアクティブ・コーチングを通じて焦点を当てたいのは。
それは、クライアントが本当に大事にしたいこと、願っていること、踏みにじられたくないもの、知らずに思い込んでいること、今感じている感情。
コーチと一緒にそういったものを潜って探しにいくからこそ、湧いてくるものが出てくると、自分の経験を通じて信じています。


純粋意欲にしたがった結果・・・

「今日はこれくらいのボリューム感で書こう」と思って書き始める僕のnoteは、いつも、あっという間に、そこに達してしまいます。
どうやら純粋意欲にしたがった結果でしょう、今日もそのパターンで、すみません。笑

純粋意欲にしたがうことで、いつの間にか must の領域が包含されるかもしれないし、
あるいは、must だと思い込んでいたことが解消されるようなことが起こるかもしれません。

純粋意欲にしたがってアドベントカレンダーに手を挙げ、そしてツラツラ書いてきました。
読んでくださって、ありがとうございました。

昨夜起きたフィリピンの大地震のことを覚え、身の安全が守られ、少しでも穏やかなクリスマスを迎えられますように、と願っています。

今日も、佳い日で。


本記事で紹介した「本当の仕事」

* * *

* * *

◆私のコーチングを、受けてみませんか?◆
プロコーチとして活動しております。
コーチングとは、話したいテーマを切り口に、一歩でも半歩でも踏み出そうとされている方とコーチとの1対1の継続的な対話を通じて、コーチが伴走し応援していく関わりです。
テーマは、キャリア・進路・家族のことでも、「よくわかんないけど何かモヤついている」でも、なんでもOK。
コーチとの対話を通じて言葉にしていくことで、ご自身の本当の想いの解像度が上がり、行動につながっていく。これがコーチングの力です。
1クール6回、月1-2回・1時間/1回を目安にご提供しています。体験セッション (1時間) も承ります。
zoom を使ったオンライン形式をメインにしております。
セッション時間帯は、ライフスタイルにあう時間をぜひお聞かせください。
コーチング料は、こちらのお問合せフォーム からご確認ください。
ご連絡、お待ちしております。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?