思考を殺すショート動画


どんなに暇でも10〜20分で終えようと思っていたにも関わらず、気づけば1時間以上も時間を費やしてしまうのがTikTokをはじめとしたショート動画アプリ。仕事行きたくない故の防衛反応なのか、次の日仕事があっても1~2時間ほど見続けてしまい目覚めの悪い朝を迎えたことは数知れず。。。

2019年年末、ちょうどその頃、専門学校進学のために前職を退職し有休消化中だったことと2年半ほど追いかけていた推しの引退が重なり、新しい刺激を求めるような感覚で見始めたら見事どハマりした。さらに新型コロナウイルス蔓延と緊急事態宣言等も重なったことでバイトと学校以外外に出なくなり、暇さえあれば何時間も見ていたと思う。

その後Instagram、YouTubeにもショート動画機能が搭載され、この3年でかつてないほどショート動画が普及してきたと思います。

ショート動画の魅力といえば一言じゃ片付かないと思いますが、なんといっても1つ辺り数秒~1分程度で見られる手軽さがヒットした大きな要因であったのは間違いないでしょう。
YouTubeであれば10分以上の動画が大半を占めているため、興味のある分野や好きなYouTuberでなければ初めから最後まで見るには多少労力のようなものを要するとかと思います。一方、数秒~1分程度の長さであれば、そこまで興味のない内容であっても最後まで見るのにそこまで負担が大きくはないはず。さらにおすすめ欄をスワイプするごとに様々な情報に触れることから、ある種宝探しに似たような感覚で没頭し続けられます。そして、掘り出し物な動画を見つけたときはパチンコで当てたような快楽的な気分を感じられるのがショート動画の楽しさである一方、依存的になってしまう要因であると感じられます。

そりゃ、中高生がハマって何時間も没頭してりゃ学力落ちますよね。
新聞や本による文字だけの情報の入力に比べ、映像というより具体的でストレートに知覚しやすい対象であることと、スマホの画面を見るということは端的に表せば光を直視していることですから、紙の情報媒体にくらべ強い視覚刺激が強いと思う。脳が受け取る感覚情報の8~9割は視覚が占めているし、50スワイプすれば50もの情報と50の光刺激が一気に脳内にぶち込まれるわけですから、それを毎日続けていれば一気に脳内もゴミ屋敷になって仕事や学業の場において集中力を発揮できるはずがない。

なので最近はおすすめ欄を見る時間は1日20分以内と決めて、極力お気に入りのジャンル(最近は夜の街の写真を眺めるのがマイブーム)に絞ってTikTokを楽しむようにしてます。それだけでだいぶ脳内が乱雑にならずに済む。TikTokやショート動画自体がいけないのではなく、ほんと目的なくいらない情報が入った映像をだらだら見続けるのはよくないとここ1~2年強く実感。

それにしても文章書くの難しいなぁ。ほったらかしすぎて初めて投稿してからすでに2、3週間経ってしまってた。
せめて毎日20分でも文章に向き合う時間を作らねば。


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