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元図書館司書が、図書館の貸出期限を守るためにしていること

図書館を退職してから、地元の図書館を利用する機会が増えました。常に図書館の資料を何冊か借りている状態です。(現在は、3冊だけ!)
このため、
「この資料の返却期限はいつまでだっけ?」
と悩む機会も増えています。



どうしたら貸出期限を忘れないようにできる?

地元の図書館の資料の貸出点数は12点までで、貸出期間は14日間。貸出期間は、年末年始や蔵書点検期間が入ると、少し長くなります。
貸出点数の制限なしという図書館もありますが、地元の図書館の貸出点数と貸出期間は、公共図書館では標準的というところでしょうか。

ただ、私の場合はまとめて借りることが少なくて、次のようなパターンが多いかもしれません。
・原稿を書く際の資料を図書館に探しに行って、借りる。
・ついでに、「面白そう!」と目に留まった本も借りる。
・追加で資料が必要になって、図書館に行って借りる。
・図書館に行くついでに、不要になった資料は返却する。
・貸出期間内では利用が終わらなかった資料の貸出延長をする。

こんなことを繰り返しているうちに、貸出期限がバラバラになってきて、どの本をいつまでに返却しなくてはいけないのかがわからなくなります。貸出時に、借りた資料の情報と返却日が印刷されたレシートは持ち帰りますが、レシートを見ても「?」ということもあり……。
さらに、自宅最寄りの図書館だけではなく、区内の複数の図書館を利用しているので、さらに混乱することに……。

それではどうするか?

スケジュール管理は手帳派の私。
「今日、図書館に行ってきた」という行動を手帳に書き込むと同時に、2週間後のTo Doとして「図書館に行く」予定を書き込みます。そして、「図書館に行く」予定の日、あるはその日の数日前に、図書館のマイライブラリにアクセスして、自分の貸出状況と返却日を確認するようになりました。

手帳に予定を書き込む → 図書館のマイライブラリで確認する
今のところは、この方法で何とか管理できていると思います。時々、チェックし忘れて、慌てて図書館に資料の返却に行くこともありますが。

図書館のヘビーユーザーであれば、あるいはそうでない方も、図書館のマイライブラリを利用することをおすすめします。いろいろと便利な機能があります。
私は利用していないのですが、マイライブラリで返却期限をメールでお知らせする機能を設定することもできます。


図書館が閉まっていても、返却はできます

図書館の開館時間内に、借りた資料を返しに行けない……。
そんな時は、図書館の返却ポストを利用しましょう。私も、利用しています。

たいていの図書館は、閉館時に利用できる返却ポストが入口付近にあるはずです。最寄り駅とか、公共施設内に図書館の返却ポストを設けている図書館もあります。場所は図書館のホームページに掲載されているので、確認しておくと良いと思います。
また、同じ自治体内の図書館の資料であれば、基本的に、自治体内のどこの図書館に返却してもOKです。

なお、CDやDVDなどの視聴覚資料や他の自治体の図書館から借り受けた資料など、返却ポストを利用できない資料もあります。このような資料は、めんどうでも、開館時間内に資料の返却に行きましょう。


資料が返却されなかったらどうなる?

利用する側の場合、借りた資料を期限内に返却しないとペナルティとなり、新たに資料を借りることができません。継続して図書館を利用したい場合は、図書館の利用ルールを守りましょう。

一定期間経っても資料が返却されない時は、図書館は利用者に
「借りている資料の貸出期限が過ぎているので、至急、返却をしてください」
というような督促の連絡をしますが、中には連絡がつかない方もいました。何度連絡をしても、返却してくれない方もいました。
督促業務をしている職員を近くで見ていて、
「督促はストレスの多そうな業務だな……。」
と思っていました。

それでも返却されなかった資料は、図書館の所蔵資料から削除することになりますが、税金で購入した資料なので、決裁をとって処理をしなくてはいけないとか、手続きも面倒だったように記憶しています。(現在は、もう少し簡素化されている?)


図書館を気持ちよく利用するために

図書館を退職したことで、図書館の利用が増えました。図書館のありがたみを痛感しています。

元図書館司書として、図書館をもっと利用して欲しい・活用して欲しいと思っています。同時に図書館も公共施設です。気持ちよく利用できるよう、資料の返却期限も守って欲しいですね。(自戒もこめて……。)

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