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今更聞けない!「mix」のあれこれ~ピッチ、タイミング補正~

皆さんこんばんは。tsubasa.addことつーちゃんです。

本日はmixの中でも基本になる、ピッチ、タイミング補正についてお話しようと思います。

ピッチ補正とは・・・?

ピッチ、タイミング補正ってよく聞くけど、ピッチ補正ってなんぞや!という方向けに、簡単に。

ピッチ補正とは、声の音程を可視化し最適な音程へ移動させることです。

例えば、かえるの歌
ドレミファミレドと音階がある訳ですが、
人の声は狙った音程を完璧に発声することは簡単ではありません。
歌ってみると、ドレ#ミファ♭ミレド#ということがよく起こります。

これをドレミファミレドに修正していく。この作業をピッチ補正と言います。
ここでは簡単に書きましたが、実際のmix作業では全発音に対してピッチの補正を行います。
母音だけでなく子音で音程が変わることもあるので、「かえるのうたが」と7文字歌えば、7個以上のピッチを修正することになります。
また、長い発声(ロングトーン)になると声の波が大きくなり、音程が合わずなんか違和感ある。ということもあります。
うまく補正すれば、上手く聞こえますが少しだけ技術が必要な部分だと思います。
mix師の腕の見せどころですね!!!


タイミング補正とは・・・?

タイミング補正とは、名前の通り歌い出しや発音のタイミングを合わせる作業です。

小学校や中学校で、合唱を経験した方はイメージしやすいと思いますが、「伴奏に合わせて歌い出しをみんなで揃えましょう!」と音楽の先生に言われたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それを、現代のパワーを使って録音された音源を補正していく作業です。
こちらもピッチ補正同様、全発音に対してタイミングを補正していきます。
早口な曲は大変です。BPMが早くて、歌い手さんの発音が良くないとタイミングを取るのが至難の業です…。。
マーシャルマキシマイザーとか大変だった記憶があります。。
生音のoffvocalとかも結構やりにくいですね。
夜明けと蛍がいい例で、生音かつあのなんとも言えないグルーヴ感。難しいです…。。。


最後に

歌ってみたmixにおいて、基本であり最重要だと思っているピッチ補正、タイミング補正について簡単ではありますが書かせていただきました。
グルーヴ感を出す曲は難しいですが、基本は補助線に沿ってタイミングを出したりピッチを決めていくので、基本は難しくはありません。
だからといって、mix依頼をする時に自分でやらないように!!!
補正をすると音質の劣化が必ず起こります。
mix師はそれも考慮しながら補正をかけますので、その技術についてはまた今度。

今回はこの辺で!

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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