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直観力と本質理解力を鍛えるには?

今回は、直観力と本質を鍛える方法についてです。

キーワードは 「本質直観」 です。

この記事でわかること

・「本質直観」 とは何か
・本質を磨く2つのアプローチ
・右脳と左脳のサンドイッチ
・直観力を高める IDCA サイクル

今回は直観と本質についてです。

直観力をどう鍛えるか、本質をどのように見出すかは、ビジネスで汎用的に求められます。

ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。

本質直観とは

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まず最初にご紹介したいのは、「本質直観」 です。

聞き慣れない言葉かと思いますが、本質直観とは自分が本質だと思ったことを、なぜそう感じたか思ったのかを 「自分の内側に掘り下げていく方法」 です。

自分の確信がどのように成り立っているのかの根拠を疑い、問い直します。

仕事での本質直感

では、例えば仕事での場面で本質直観を当てはめてみましょう。

アイデアや論点・仮説を思いつく、全体としての結論や示唆を出す、意思決定をする場面で、ふと直観的に 「こうではないか」 と瞬間的に思ったことはないでしょうか?

本質直観は、この時になぜ自分が直観的にそう感じたのか・思ったのかを、自分自身に問いかけます。

自分の内側を掘り下げ、本質を磨いていくやり方です。

内側と外側への2つのアプローチ

本質直観とは逆の発想をする方法もあります。

 「これが本質ではないか」 と思った後に、自分ではない他者に本質かどうかを確認するアプローチです。本質直観が自分への内側に向いていたのに対し、他者に確認をするのは矢印の向き先が外側です。

周りの人はどう思うかを聞いたり確認し、フィードバックを得るやり方です。ここでは、この方法を 「本質補強」 と呼ぶことにします。

先に本質直観

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本質直観と本質補強の2つのアプローチは、どちらが正解というものではありません。

これは私の持論ですが、順番が大切だと考えます。先に本質直観があり、その後で本質補強です。

一般的には本質補強、つまり自分が思ったことが正しいかを他者に確認をするやり方をするでしょう。

この時に注意したいと思うのは、そもそもの自分のスタンスや意見、本質だと思うことがないままに周りに 「正解」 を求めてしまってはいないかです。

本質直観と本質補強で先に本質直観だと考える理由は、ここへの問題意識です。大事なのは自分がなぜそう感じたのか、直観的に思ったかの掘り下げをしておくことです。

だから順番は本質直観からの自分の内側を磨き込みが先なのです。その後で他人と同じなのか、違うのかを見極める本質補強です。

本質直観でポイントになるのは、最初に自分が感じる直観力です。

では、どうすれば直観力を鍛えることができるのでしょうか?

IDCA サイクル

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直観力を鍛えるためには、次の4つを意識するといいです。

直観力を鍛えるプロセス
・自分の直観に気づく
・直観を掘り下げる (本質直観) 
・直観に従って行動する
・行動の結果を振り返る

このプロセスを一言で表現すると、IDCA サイクルです。

PDCA の最初のプランを直観 (Intuition) に変えた IDCA です。直観を得ただけで終わらず、行動につなげ、そして行動によってその直観が正しかったどうかを振り返ります。

右脳と左脳のサンドイッチ

もう1つの直観力を鍛える方法は、右脳と左脳をうまく組み合わせるやり方です。

具体的には次のような流れになります。

右脳と左脳のサンドイッチ
・直観に気づく [右脳]
・言語化と構造化 [左脳]
・コンセプト化 [右脳]

最初の 「直観に気づく」 は、右脳からです。

その後の本質直観で掘り下げるプロセスは、言語化と構造化です。ここでは左脳が役割を果たします。最後に統合して一気にコンセプトとして概念化をします。この時は右脳の出番です。

以上のような右脳と左脳を繰り返して使うことによって、直観を鍛えることができます。

まとめ

今回は、直観と本質について掘り下げました。

最後に記事のまとめです。

本質直観と本質補強
・本質直観とは自分が本質だと思ったことを、なぜそう感じたか思ったのかを自分の内側に掘り下げていく方法
・自分の確信がどのように成り立っているのか、時には根拠を疑い、問い直す
・本質直観とは逆の方法は、これが本質ではないかと思った後に自分ではない他者に確認する (本質補強) 
2つの順番 (本質直観が先) 
・先に本質直観、その後で本質補強
・大事なのは自分がなぜそう感じたのか、直観的に思ったかを掘り下げる
・本質直観からの自分の内側を磨き込みが先。その後で他人と同じなのか、違うのかを見極める本質補強
[直観を鍛える方法 1] IDCA サイクル
・直観力を鍛えるには IDCA サイクルをまわす (I は直観 (Intuition) )
・直観を得ただけで終わらず行動につなげ、そして行動によってその直観が正しかったどうかを振り返る
[直観を鍛える方法 2] 右脳と左脳のサンドイッチ
もう一つの直観力を鍛える方法は、右脳と左脳のサンドイッチ
・直観に気づく [右脳]
・言語化と構造化 [左脳]
・コンセプト化 [右脳]

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