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プロダクトマネージャー (PM) の役割と資質、求められる専門性

今回は、プロダクト開発についてです。

この記事でわかること

・プロダクト開発に興味がある
・プロダクトマネージャーはどういう人が相応しい?
・プロダクトマネージャーの役割と資質とは?

こんな疑問に答える内容を書いています。

この記事で書いているのは、プロダクト開発に責任を持ち、開発を手動するプロダクトマネージャー (PM) についてです。

PM に求められるものは何かを解説しています。ぜひ最後まで記事を読んでみてください。

プロダクトマネージャーの役割と資質

いきなりですが、プロダクトマネージャーにはどんな役割が求められるでしょうか?

プロダクトマネージャーには、大きくは3つの役割があります。

プロダクトマネージャーの役割
・プロダクトの市場性を評価する
・開発すべきプロダクトを見い出し、定義する
・プロダクトを使うユーザーのフィードバックから学び、開発に活かす

上記の役割の2つめである開発するプロダクトを定義するためには、決断力が求められます。

意思決定をするには、以下の判断軸があるかです。

PM の判断軸
・なぜそのプロダクトを開発したいかの目的やビジョンが明確 (Why がある) 
・判断基準がある (No を決める軸がある) 
・やらないことがある (No と言える) 

これら3つを俯瞰すると、意思決定が求められるプロダクトマネージャーの資質は、戦略的な思考と行動ができているかです。

戦略とは、目的を達成するためにやることです。限られたリソースにおいて、目的達成のためのリソース配分を決めることです。

やることを決めることと同じくらい、時にはそれ以上に重要なのは 「何をやらないか」 です。Why があり、判断基準が明確であれば、「何をやるか」 と 「何をやらないか」 に一貫性のある決断ができます。

プロダクトマネージャーに求められる専門性 (3つ) 

PM がカバーすべき領域は、大きくは3つです。

PM がカバーすべき領域
・テクノロジー
・ビジネス
・デザイン

以下、それぞれについての補足です。

[専門性 1] テクノロジー

・自社のシステムを理解している。構造がどうなっているか。バックエンドとフロントエンド、外部連携で何をつないでいるか

・システムの良い・悪いを判断できる基準や知識がある。最新のテクノロジーをキャッチアップしている。自社と他社のシステムの違いを理解し、それぞれのメリットとデメリットが説明できる

・プロダクト開発をするエンジニアと、専門用語やエンジニアの言葉でコミュニケーションができる

[専門性 2] ビジネス

・自社やビジネスモデルを理解している (他社との違いを把握している)

・ビジネスモデルに自分たちが開発するプロダクトがどう組み込まれるかを把握している。開発や運用のコスト計算ができる

・ユーザーの理解を定量と定性の両方の情報からできている。具体的なユーザー像や利用シーン・ユーザー体験を描くことができる

[専門性 3] デザイン

・プロダクト開発におけるデザインとは何か、ユーザーにとってどういう意味があるかを理解している

・デザイナーと、デザイナーの言葉で会話ができる。モックを自分で作り、デザイナーに依頼ができる

・ユーザーインタビューにデザイナーと参加し、ユーザー理解や共感、ユーザー自身も時には気づいていなかった感情や心理(インサイト) を見い出すことができる

まとめ

今回は、プロダクト開発や運用に責任を持つプロダクトマネージャー (PM) について書きました。

最後にまとめです。

プロダクトマネージャー (PM) の役割
・プロダクトの市場性評価
・開発プロダクトの定義
・ユーザーとの対話と開発への反映
PM の判断軸
・なぜそのプロダクトを開発したいかの目的やビジョンが明確 (Why がある) 
・判断基準がある (No を決める軸がある) 
・やらないことがある (No と言える) 

意思決定が求められる PM の資質は、戦略的な思考と行動ができているか (やらないことが明確か、No が言えるか) 
PM がカバーする領域は、テクノロジー、ビジネス、デザインの3つ。
技術面に明るいだけではなく、ビジネスモデルの理解、ユーザーへの理解と共感と、幅広く見ていることが求められる。

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