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ことわざ 「What ships are built for」 からの3つの示唆

今回は、ことわざからです。

この記事でわかること

船のことわざと示唆
1. 行動に移す
2. 新しく挑戦する
3. 本来の目的を常に意識する

ことわざを取り上げ、ビジネスやキャリアの観点で何が学べるかを掘り下げています。

ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。

船のことわざ

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最初にご紹介したいのは、ことわざです。

Ships in harbor are safe, but that is not what ships are built for.

日本語にそのまま訳すと、「港に停泊している船は安全であるが、本来船が造られた目的はそうではない」 です。

ここから、どんな解釈ができるでしょうか?

解釈と示唆 (3つ) 

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私が思った解釈は、「安全地帯から抜け出し、本来いるべきところに進もう」 です。

さらに掘り下げると、得られるのは次の3つの示唆です。

ことわざからの示唆
・考えているだけではなく行動に移す
・いつも同じことではなく、新しいことに挑戦する
・本来の目的は何かを考える

ではそれぞれの示唆について、順番に見ていきましょう。

[示唆 1] 行動に移す

行動の重要性を、PDCA から考えてみましょう。

PDCA では確かに最初のプランは大事ですが、一方でプランに時間をかけすぎてもいけません。たとえ計画が完璧に仕上がっていなくても、むしろ計画段階で完璧を目指すのではなく早めに実行に移します

行動することによって計画がブラッシュアップされます。計画のうち、どこが正しくどこが間違っていたかが実践によって検証されるからです。

PDCA から派生して、P を次のようなものに変えると、それぞれでの実行の大切さも見えてきます。

PDCA の派生サイクル
HDCA: 仮説検証サイクル (H は Hypothesis) 
SDCA: 戦略と実行 (S は Strategy) 
IDCA: 直感で思った・感じた通りに行動する (I は Intuition) 

[示唆 2] 新しく挑戦する

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ことわざ 「Ships in harbor are safe, but that is not what ships are built for. 」 からの2つ目の示唆は、新しいことに挑戦する重要性です。

船が港から海に出るとは、分解すると2つの意味があります。

1つは既に行ったことがある海域に出る、もう1つはまだ踏み入れたことのない未知の世界への冒険です。

ことわざから問われたのは、後者の新しい海域や海路を発見しようとしているかの姿勢です。自分が持っている海図を常にアップデートしようとしているかを考えさせられました

そのためには、常にいくつかの新しいことに挑戦をしておきたいです。例えば10個やることがあれば、2つか3つは新しい挑戦です。

新しい挑戦は2つに分けることができ、1つは既存のものから少しずらしたこと、もう1つは全く新しい取り組みです。

[示唆 3] 本来の目的を常に意識する

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船のアナロジーを使うと、ずっと港に停泊したままの状態に慣れてくると、船が使われていないことが自然になってきます。

しかし船が造られたそもそもの目的は海に出ることで、移動のためです。

ここからの示唆は本来の目的を忘れない重要性です。目的が忘れ去られ、ともすると手段の目的化になっていないかです。

例えばビジネスでは、何かを企画する考える時に目的とゴール設定の明確化です。ゴールとは目的達成を判断する具体的な基準です。

最初に目的を明確にし、行動や挑戦の間にも当初に設定した目的を常に意識しておく重要性です

まとめ

今回は船のことわざをご紹介し、示唆や学びをご紹介しました。

Ships in harbor are safe, but that is not what ships are built for.

皆さんは、ことわざから何を思いましたか?

最後に記事のまとめです。

船のことわざ
・Ships in harbor are safe, but that is not what ships are built for.
・意味は、港に停泊している船は安全であるが、本来船が造られた目的はそうではない
・解釈は、「安全地帯から抜け出し、本来いるべきところに進もう」 
ことわざからの示唆
・考えているだけではなく行動に移す
・いつも同じことではなく、新しいことに挑戦する
・本来の目的は何かを考える

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