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働くことの再定義。自分もまわりも幸せにする働き方

今回は、働き方についてです。

この記事でわかること

・働くことの本質とは?
・「働く」 を再定義する方法
・自分もまわりも幸せにする働き方とは?

こんな疑問に答える内容で note を書きました。

この記事でわかるのは、働くとは何かです。

読んでいただける方に考えていただきたいのは、働くことの意味です。会社に行って仕事をするという意味だけではなく、もっと広い見方から 「働く」 を掘り下げています

ぜひ記事を読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。

働くとは

まず最初にご紹介したい本は、働き方革命 - あなたが今日から日本を変える方法 です。


この本は2009年に出ていて、現在の2020年から10年以上前です。しかし内容は全く古くなく、違和感を感じませんでした。

読んで最も印象的だったのは、以下の内容です。本書から引用します。

そう、誰かが言っていた。日本語の 「働く」 という言葉は、傍 (はた) を楽 (らく) にさせることから来ている、と。

 (中略) 

 「働く」 は他者への貢献のことなんだ。ならば家事も、家族との会話も、友との語らいも、地域への関わりも、「働く」 じゃないか。いくつもの 「働く」 を実現できる働き方。それはつまり、自分に関わる全ての他者に貢献することができる働き方だ。僕たちは人生を生きることを、「働く」 として捉え直すことができるのだ。

そうやって働くという言葉を拡張させ、再定義し、広い意味での 「働く」 を実践することで、僕たちは僕たちの人生を誠実に生きる過程を、他者への貢献の過程にすることができる。それは働く、ということの意味を革命的に変えることを意味するし、逆に 「働く」 をそうやって押し広げ新生させることで、僕たちは新しい働き方を手に入れられる。

その新しい働き方は自分の利益や栄誉のみの追求によって、共に働く人々の犠牲を生み出すこともない。むしろ働けば働くほど、他者への貢献が増えていき、世の中が楽になっていくのではないか。

働き方を変えることで、社会を変えられる。これは 「働き方の革命」 だ。

 (引用: 働き方革命 - あなたが今日から日本を変える方法 (駒崎弘樹)


私の解釈は、働くとは次の3つです (できていく順番になっています) 。

働くとは
・価値を提供する
・社会実現と自己実現
・まわりも自分も幸せにする

よく、「自分の市場価値を考えよう」 と言われますが、意識するとよいのは 「自分はどれだけまわりに価値を提供できるか」 です。

自分の市場価値ができていくのは、あくまでその結果としてです。注力すべきなのは、価値の提供です。

働くことの再定義

会社で働き、対価としてお金を得るのは 「働く」 の一部分です。

もっと広く見ることによって、自分が働くことによって 「傍を楽にする」 、つまり、まわりも自分も幸せにすると捉えることができます

まわりとは、身近な存在であるパートナーや家族、そこから広げていくと一緒に仕事をする相手、さらには地域やコミュニティ、最終的には社会です。

日本には 「三方良し」 という、買い手・売り手・世の中の3者の良しを実現する考え方があります。働くをより広く捉えると、全方良しとなります

では、「働くの再定義」 はどうすればできるのでしょうか?

再定義する方法

ここでは、ご自身の働くを捉え直すための考え方・マインドセットについて掘り下げてみます。

私が思う再定義の出発点は、ありたい自分を描くことです。

どんな自分でありたいかです。パートナーや家族との関係、同僚などの一緒に仕事をする相手、地域やコミュニティではどんな自分でいるかと、ありたい自分の姿を見つめ直します。

次に、自分のありたい姿を実現するためには、何をすればいいかを考えます。ここでの具体的な行うことが 「働く」 につながります。

傍を楽にする活動とは何か、傍にいる人は具体的に誰か、自分が提供する価値は何かです。

ここまでをまとめると、一言で言えば自分のビジョンとミッションをつくることです。

 「働く」 を再定義するために
ビジョン:自分のありたい姿
ミッション:ビジョンを実現するために行う活動 (働く) 

自分のビジョンとミッションを具体的にするプロセスで、自分の価値観も見えてきます。

大切にする価値観が明確になると、自分だけのものさしになります。何かを決める時、辞める時の判断基準になり、自分の価値観に沿っているのでブレれることなく、ビジョンやミッションにつながる決断ができます。

まとめ

今回は、働くことについてでした。

最後に今回の記事のまとめです。

働くとは
・価値を提供する
・社会実現と自己実現
・まわりも自分も幸せにする
会社で働き、対価としてお金を得るのは 「働く」 の一部分。もっと広く見ることによって、まわりも自分も幸せにすると捉えることができる。働くとは 「傍を楽にすること」 。
働くを再定義するために、自分のビジョンとミッションをつくる。
ビジョン:自分のありたい姿
ミッション:ビジョンを実現するために行う活動 (働く) 


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