見出し画像

ものごとを数字で捉え、さらに深く考えてみよう

今回は、数字で捉えることを意識してやってみるとよい、という話です。

数字に置き換える

ものごとを数字で捉える、表現するかどうかは、日頃から意識したいことです。

例えば、「増えた」「多い」「大きい」は、人によって捉え方が違います。本人は「増えた」と思っても、他の人から見れば「変わらない」 かもしれません。

齟齬をなくすためには、具体的に数字で表現します。数値に置き換わっていれば、共通認識を持てます。

絶対値と割合の両方を見よう

数字に関してもう1つあるのは、絶対値と割合をセットで見るようにすることです。

% の数字を見た時に、見落とさないようにしたいのは % の分母となる絶対値は何かです。

例えば、30% 増えたといっても、100 から 130 なのか、10,000 から 13,000 なのかです。30% の分母が 100 か 10,000 のどちらなのかです。

% は割り算なので、分母の絶対値が何かを把握すれば、% だけでは漠然としたものだったことがより具体的になります。

逆も同じです。

100万人という数字があったとします。100万という規模はそれだけを聞くと多い印象を受けるかもしれません。ただし、それが1,000万人のうちの100万なのか、1億人のうちの100万かで、全体の中の位置づけが変わります。前者であれば 10% 、後者であれば 1% です。

100万という数値だけにとらわれ過ぎるのではなく、背後にある「全体」 がどれだけかを把握するよう心がけます。全体を分母にすれば % で理解することができます。

このように、絶対値 から % と、% から 絶対値 との両方を意識して把握することが大切です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?