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競争をしない唯一無二を目指すための逆張り思考

ピーター・ティール - 世界を手にした「反逆の起業家」の野望 という本から、唯一無二になるためにどうすればよいかを考えます。

ピーター・ティールの考え方で興味深いと思ったのが、2つです。

競争をしない唯一無二を目指す

ピーター・ティールは、起業家と投資家として「独占主義」をモットーにしています。高く評価するのは、全く新しい市場を切り拓いて独占する企業です。

他人と競争するのは、ピーター・ティールにとっては愚かなことです。競争とは、巻き込まれた時点で負けだと彼は考えます。

逆張り思考

興味深かったのは、本書で紹介される彼が好む質問です。

「賛成する人がほとんどいないが、自分にとっては大切な真実は何か?」

質問の前半「賛成する人がほとんどいない」とは、一見すると今の常識に反しているものです。あるいは、多くの人がまだ誰も気づいていないことです。

それに対して、質問の後半「自分にとって大切な真実」とは、自分にはすでに見えている未来の当たり前です (今はまだ当たり前になっていないこと) 。自分だけが気づいているものです。

この質問を別の表現にすれば、私が思うのは以下です。

「一見すると不合理だが、自分には合理なこと」
「部分的には不合理だが、全体で見れば合理なこと」

逆張り思考は、競争を避けることにつながります。

まだ誰も気づいていないこと、賛成しないが、自分には大切な真実を追求することは、他の人とは違うことに取り組むということです。競争をせずに、新しい市場を切り拓いていけます。


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